SEASON REVIEW 2023

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2023 J.LEAGUE

2023シーズンの入場者数

2023シーズンは、2月の開幕からゴールデンウイーク(GW)明け5月8日の感染症5類移行までの約3カ月間は、コロナ禍の影響が残っていたにもかかわらず、メディア露出増、テレビCM・デジタル広告や、国立競技場活用など大規模プロモーション施策の効果もあり、Jリーグ公式試合年間総入場者数では、過去最高だった2019シーズンに迫る入場者数(2019年比:99.3%)まで回復した(クラブの入場料収入もコロナ禍前の水準に回復する見通し)。コロナ禍の影響がなくなる2024シーズンは、2019シーズンを超える過去最高の入場者数更新を目指していきたい。

Jリーグ公式試合年間総入場者数
(明治安田生命Jリーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、FUJIFILM SUPER CUP、J1昇格プレーオフ)

10,965,170人(前年比:136.3%、2019年比:99.3%)

※Jリーグ公式試合以外(明治安田Jリーグワールドチャレンジ、AFCチャンピオンズリーグ)も含めた合計は11,173,303人

Jリーグ公式試合年間総入場者数は、2022シーズンから約292万人増加し、過去最高を記録した2019シーズンの入場者数の99.3%に迫る数値。カテゴリー別に見ると、前シーズンからJ1で約140万人、J2で約87万人、J3で約30万人増加した。

総入場者数

平均入場者数、満員試合数

平均入場者数

平均入場者数は、前シーズンからJ1で4,665人(前年比132.6%)増加し18,993人、J2で1,885人(前年比137.6%)増加し6,904人、J3では3,003人(前年比110.3%)増加と、コロナ禍でも着実に入場者数を伸ばした。

満員試合数

満員試合数(収容率80%以上の試合)は、J1では2019シーズンには及ばないものの、前年の倍以上となる36試合、J2、J3では2019シーズンを上回る結果となった。

2023シーズン入場者数の傾向分析

J1・J2・J3週別平均入場者数の推移
J1
J2
J3
前年の2022シーズン、コロナ以前の2019シーズンと週別の入場者数の傾向を比較すると、過去最多の入場者数を記録した2019シーズンは、グラフの波形から「開幕期」「GW」「夏休み・お盆」「終盤」といった時期に入場者を呼び込むことで、全体の入場者数にも大きく影響を与えていたことが読み取れる。2023シーズンは、2019シーズンとほぼ同様の波形の傾向が見られるが、「開幕・春休み期」「GW・Jリーグの日(5月15日)」「夏休み期」といった計3回の大規模プロモーション施策(テレビCM+招待施策+デジタル広告)や、リーグ戦計8回(スーパーカップ1回、リーグカップ戦1回、その他3回)の国立競技場での試合開催が入場者数をけん引した結果となった。