SUSTAINABILITY
Jリーグシャレン!(社会連携活動)
2023.12.25
Jリーグは、開幕からこれまで、「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」を理念の一つに掲げ、地域とのつながりを大切に、Jリーグ・Jクラブが地域との接点となるべく、各地でホームタウン活動を行ってきた。
開幕25周年となる2018年にJリーグ・Jクラブを社会・地域にそれまで以上に開き、われわれが持っている資産や価値を「つかって」いただき、ホームタウン活動の中でも「社会・地域課題解決に向けて、三者以上で連携して取り組む活動」を、「社会連携(シャレン!)活動」と定義。シャレン!がスタートしたことで、各Jクラブの活動の幅が広がり、質も高まった。
2022年のJリーグホームタウン活動調査によると、全体の1 割ほどの活動がシャレン!に分類され、多くの人々と関わることによる多面的な課題解決にもつながっている。
Jリーグホームタウン活動調査2022年度
実施期間 | 2022年1 月 1 日から 12 月 31 日 |
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活動場所 | ホームタウンおよび活動区域内での活動を対象とする。また災害被災地への支援や国外などでの社会貢献活動は、ホームタウン、または活動区域外であっても対象とする。 |
活動者 | クラブ(株式会社および関連する社団、NPOなど)に所属し、または直接の契約を有し、またはクラブを公式に象徴する、あらゆる者による活動を集計対象とする。 |
年間活動回数 | 23,573回 うちシャレン!活動回数:2,068回 トップ選手の活動人数:6,982人 |
- 活動目的の構成
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各クラブが実施したホームタウン活動を、クラブからの報告に基づいて集計。
「活動目的」は、一つの活動につき複数選択となるため、延べ活動回数が表示されている。
2023Jリーグシャレン!アウォーズ
2023年5月15日、全60クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する「2023Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催した。今回は、Jリーグ開幕30周年という節目の年の開催に合わせ、前年の活動に限らず「これが自クラブの代表的なシャレン!」という活動を選考対象として、Jリーグ全60クラブよりエントリーのあった活動から選考を行い、6クラブの受賞が決定した。
多くのファン・サポーターの皆様にも個性あふれるJクラブのシャレン!活動の中から魅力的な活動や応援したい活動を選んでいただく「ファン・サポーター選考賞」を新設。「2023Jリーグシャレン!アウォーズ特設ページ」を通じて一人最大2票を投じる形で選考を行い、計10,000票を超える投票をいただいた。
- 2023Jリーグシャレン!アウォーズ・受賞一覧
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パブリック賞
選考基準:国や自治体が掲げる政策を活用し、地域の課題解決に向けて、多様なステークホルダーと連携し、持続可能な活動となるように取り組んでいる
メディア賞
選考基準:記者として、自身の媒体に取り上げたいと思う活動であること
©KATALLER TOYAMA
明治安田 地元の元気賞(2023 新設)
選考基準:地域社会との「つながり」、「ふれあい」、「ささえあう」をテーマにした活動であり、地域住民を元気にした取り組みであること
©MITOHOLLYHOCK
クラブ選考賞(2023 新設)
選考基準:各Jクラブが自クラブ、自地域でも実施したいと思える活動であること
©MONTEDIO YAMAGATA
ファン・サポーター選考賞(2023 新設)
選考基準:自身が応援しているクラブの地域でも実施して欲しいと思える活動であること
©GAINARE TOTTORI
Jリーグオフィシャルパートナー サントリーウエルネス株式会社との敬老の日特別企画
“人生の先輩からのエール”
2022年に10クラブで実施したこの「Be
Supporters!~サポーターになろう~」は、2023年には20クラブで実施。地域の高齢者施設に入居している方々から選手・クラブへのエール(応援メッセージ)を集めて横断幕を制作し、各Jクラブの練習場やスタジアムで掲出された。また、ホームゲームではエールを書いた高齢者自らによるエスコートシニア、試合観戦などが実施された。
参加クラブ | 20クラブ |
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参加総年齢数 | 322,626 歳 |
- 「Be Supporters!~サポーターになろう~」とは
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高齢者施設で過ごす高齢者や認知症の方など、普段は周囲に「支えられる」機会の多い方が、サッカークラブの「サポーター」になることで、クラブや地域を「支える」存在になっていくことを目指すプロジェクト。「支えられる人から支える人へ」をコンセプトとして、2020年12月にサントリーウエルネス株式会社がJリーグの計4クラブと協働してスタートした。
©EHIMEFC
愛媛FC フラッグベアラー
©FC GIFU
FC岐阜 試合観戦
©S-PULSE
清水エスパルス 横断幕の掲出
ソナエルJapan杯2023
一人でも多くの方の防災意識を高めることで、SDGsのゴール11「住み続けられるまちづくり」とターゲット13.1「気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。」の達成を目的として開催しているJリーグとLINEヤフー(旧ヤフー)の共同企画「ソナエルJapan杯」。東日本大震災から10年、熊本地震から5年の節目を迎えた2021年から実施し、2023年で3回目となった。当企画にはJリーグ全60クラブが参加し、Jリーグ・Jクラブの発信力、地域を巻き込む力を生かし、多くのファン・サポーター、地域の方々に災害が起こる前の備えを促し、災害への知識を高めることによって、安心・安全な地域、そしてサッカーができる環境をつくると同時に、日本全体の防災力を高めていくことを目指している。2023年は、V・ファーレン長崎が3年連続で優勝した。
- ソナエルJapan杯とは
- LINEヤフー(旧ヤフー)が提供する「ヤフー防災模試(速習編/地震編/台風・豪雨編)」をJリーグ・Jクラブのファン・サポーターが受験。その結果の点数や、各Jクラブが発信するツイートへのリアクション数に応じて応援するクラブに「勝点」が付与され、合計が最も高いクラブが優勝となる。
#命つなぐアクション
各Jクラブの試合日に胸骨圧迫を学ぶ講習会を開いたり、スタジアム内でAEDの設置場所を確認するツアーなどを実施。1人でも多くの方がスタジアムや普段の生活の中で万が一のことが起きた際のアクションが起こせるよう、また、一つでも多くの心臓突然死をなくせるよう、各Jクラブがファン・サポーター、地域の皆様に向け「#命つなぐアクション」と題した活動を行っている。- サッカーの力で救命の連鎖をつなごう
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日本では、年間約7万人を超える方が心臓突然死で亡くなっています。*
2021年6〜7月の欧州選手権でクリスティアン・エリクセン選手(デンマーク)の命を救ったのは、1分以内に行われた救命措置でした。
スポーツに関わるあらゆる人が、命をつなぐためのアクションを知り、いつでも、誰でも、当たり前のように実践できる地域、社会をつくるために、 JリーグとJクラブ、選手、選手OB、地域の人々が手を取り合って、「#命つなぐアクション」と題した活動を広げていきます。
救える命を、一つでも増やすために、救えるすべを、一人でも多くの人に。
*出典:総務省消防庁 救急救助の現況
「#命つなぐアクション」というキーワードを皆様に知っていただくことを通じ、各Jクラブがホームタウンと連携して推進する正しい救命知識の啓発活動を後押しすることで、命をつなぐ担い手の輪を広げていく。
センサリールーム
「センサリールーム」とは、聴覚・視覚など感覚過敏の症状がある方やその家族が安心して過ごせる部屋。大きな音やまぶしい光、人混みなどが苦手でも落ち着いた環境でスポーツ観戦を楽しむことができる。
Jリーグでは主管試合であるFUJIFILM SUPER CUP、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo、Audi Football Summit powered by docomo、JリーグYBCルヴァンカップ決勝でセンサリールームを設置。また、複数のJクラブでもリーグ公式試合で同ルームを設置しており、近年は広がりを見せている。
Jリーグはこれからも、誰もが安心して試合を楽しめる環境づくりにチャレンジしいく。