SEASON REVIEW 2024

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FOOTBALL

選手・審判制度改革

選手契約制度

Jリーグは、2026年に選手契約制度の大幅な改定を行うことを決定した。現行のプロABC契約制度は1999年に制定したもので、制定当時と現在の環境の変化をふまえ、プロサッカー選手のステータス向上やJクラブ間および海外クラブとの競争環境促進、海外クラブ移籍による移籍金獲得額向上への寄与などの目的に向けて、同制度を改定することとなった。

改定の主なポイント
  • ①プロ契約におけるABC区分を撤廃

    *2026シーズン(2026年2月1日)から

  • ②プロ契約締結初年度の報酬上限規制を緩和

    *2026シーズン(2026年2月1日)から

  • ③プロ契約の基本報酬の下限を新設

    *2026/27シーズン(2026年7月1日)から

現行 改定後 改定時期
登録区分 プロA、プロB、プロC、アマチュア
*プロA契約、プロB契約の締結には以下条件のいずれかを満たす必要有
試合出場時間(J1:450分以上、J2:900分以上、J3・JFL:1,350分以上)もしくはプロC契約締結から3年経過
プロ、アマチュア 2026シーズン(2026年2月1日)から
報酬 プロ契約初年度の基本報酬上限 プロCは年額460万円
*プロA初年度は年額670万円
年額1,200万円
プロ契約締結初年度の変動報酬上限 ・プロA
制度の主旨を逸脱しない範囲で設定

・プロB
初年度に限らず、出場プレミアムは、1試合当たり47,620円

・プロC
初年度に限らず、出場プレミアムは、1試合当たり47,620円
*その他、勝利給に関する上限ルールあり
同クラブ内で基本報酬が同等の選手と同水準を上限に設定
支度金 「独身/既婚」、「扶養の有無」に基づいて区別する上限金額を設定
上限金額:380~500万円
全選手一律で上限金額500万円
プロ契約の基本報酬下限 下限なし J1:年額480万円
J2:年額360万円
J3:年額240万円
2026/27シーズン(2026年7月1日)から
プロ選手の最少登録人数 J1: 20名以上、うちプロA 15名
J2: プロA 5名
J3: 3名
各クラブ20名

※プロA: 基本報酬460万円/年以上。ただし、プロA契約初締結時は670万円/年以下とする
※プロB: 基本報酬460万円/年以下
※プロC: 基本報酬460万円/年以下

審判改革

Jリーグの価値向上には、審判の質の向上も重要な要素と捉え、Jリーグは日本サッカー協会(JFA)と連携。専業審判の拡大、海外との交流、若手審判の養成など、さまざまな取り組みを行っている。

専業審判の拡大

Jリーグの審判のうち、現在9割程度が副業として審判を行っているが、専業審判(プロ審判)を拡大しトレーニング/試合分析等の時間を確保することで、質の向上を図っていく。

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※割合は目安

海外審判の拡大

JFAと協働する「審判交流プログラム」により、2024年は6カ国の審判を招へい。2025年はさらなる機会拡大を図っていく。
招へい審判の国籍・地域(2024年実績):イングランド、ドイツ、アメリカ、メキシコ、カタール、ポーランド

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JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド ギラヴァンツ北九州 vs. 大分トリニータで主審を務めたエルファス イスマイル氏(アメリカ)

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