MANAGEMENT
クラブライセンス判定とJクラブの収支傾向
クラブライセンス
- クラブライセンス制度の目的と概要
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クラブライセンス制度導入の目的は大きく分けて「サッカーの競技水準や施設的水準の持続的な向上」「クラブの経営安定化、財務能力・信頼性の向上」の2つ。
Jリーグのクラブライセンス制度では、J1・J2・J3リーグのいずれにも参加できる「J1クラブライセンス」、J2・J3リーグに参加できる「J2クラブライセンス」、J3のみ参加できる「J3クラブライセンス」が用意されている。 J1・J2・J3クラブであれば、いずれのクラブライセンスにも申請可能で、Jリーグ入会を目指すクラブは、J3クラブライセンスを申請することができる。
- 2025シーズンのクラブライセンス対象クラブ
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ライセンス クラブ数 対象クラブ J1 49 札幌・岩手・仙台・秋田・山形・いわき・鹿島・水戸・栃木・群馬・浦和・大宮・千葉・柏・FC東京・東京V・町田・川崎F・横浜FM・横浜FC・湘南・甲府・松本・新潟・富山・金沢・清水・磐田・藤枝・名古屋・岐阜・京都・G大阪・C大阪・神戸・岡山・広島・山口・讃岐・徳島・愛媛・福岡・北九州・鳥栖・長崎・熊本・大分・鹿児島・琉球 J2 11 八戸・福島・YS横浜・相模原・長野・沼津・FC大阪・奈良・鳥取・今治・宮崎 J3 (7) (ラインメール青森・栃木シティフットボールクラブ・クリアソン新宿・ヴィアティン三重・レイラック滋賀・高知ユナイテッドSC・ヴェルスパ大分) - ※( )内はJ3入会を希望するクラブ/ライセンス判定時点
クラブの収支傾向
2023年度は営業収益が1,517億円(60クラブ)となり、2022年度の1,375億円(58クラブ)に対し10%の成長率となった。J1・J2の88%のクラブが増収となり、浦和レッズは100億円を超えた(103億円)。
2023シーズンは、メディア露出増や大規模プロモーション施策の効果により、入場料収入は238億円(成長率37%)とコロナ前(2019年度)の110%という水準となった。スポンサー収入、物販収入も過去最高を更新した。
2024年度もその傾向は続き、営業収益は1,600億円前後となる見込みである。
- グラフI:J1・J2・J3全クラブの主要数値
- グラフII:J1・J2・J3全クラブの主要数値
- ※グラフI・IIの2024シーズンの数値は、J1・J2・J3クラブの実績予測をベースにJリーグが独自に試算した数値。従って、その後の状況変化に応じて数値は修正される可能性がある。