SEASON REVIEW 2024

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SUSTAINABILITY

Jリーグのサステナビリティ

Jリーグは「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」という理念の下、「スポーツで、もっと、幸せな国へ。」というJリーグ百年構想を掲げ、ホームタウンで多様な活動を推進している。


気候変動の影響と見られる災害が激化し、サッカー・スポーツへの影響も顕著になっている中、サッカー・スポーツを未来世代につなぎ、そして活力あるホームタウンの持続可能性を高めるため、JリーグはJクラブと共に活動に取り組んでいる。60のJクラブは、それぞれの「ホームタウン」で、気候アクションや子ども、高齢者、障がい者などのテーマにおいて、地域の多様なステークホルダーと共に社会課題を解決していくことを目指している。Jクラブの地域におけるユニークな立ち位置を生かして地域のハブとなり、三者以上で共通の社会課題を解決する「シャレン!」という手法も活用している。
Jリーグは、サステナビリティ領域での取り組みを「地域コミュニティの醸成」、「インクルーシブな社会へ」、「気候アクション」という枠組みで再整理し、Jリーグ・全60クラブで進めている。

「気候アクション」「インクルーシブな社会」「地域コミュニティの醸成」は、それぞれが相互に関係しており、それぞれの領域で活動を進めることにより、相互に好循環を生み出し、高めていくことができるとJリーグは考えている。
例えば、高齢者施設の高齢者や認知症の方など、日頃は「支えられる」場面の多い方が地元のJクラブを応援することで「支える」存在になることを目指す、サントリーウエルネスとの共同取り組み【Be supporters!】や、企業や学校、地域に住む外国人とのつながりを深めることを目的としたサッカー大会などの取り組みを通じて、サッカー・スポーツを通じて、全ての人が尊重され、自分らしく生きられる地域社会、「インクルーシブな社会」を実現していく。それと同時に、地域で生活する高齢者、外国人など多様な人が地域の中でつながりを持つことで、地域の中で顔の見える関係性が構築され、地域コミュニティがさらに醸成されていく。

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そのような社会を実現するために、60のJクラブそれぞれのホームタウンで、それぞれのテーマにおける社会課題解決に向け、地域のステークホルダーを含めた三者が連携して取り組むシャレン!というアプローチ方法も使いながら、地域の皆さんと共に地域の活性化につなげていく。地域が活性化すると、地域で暮らす人にも活力が与えられていく。そのような好循環を各ホームタウンで生み出し続け、持続的に可能な形で地域と共に発展していくことを目指して取り組みを進めていく。

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