SEASON REVIEW 2025

mainimage

MANAGEMENT

Jリーグの財務報告

2025シーズンの財務報告

収益の上振れおよびコスト削減により黒字見通し

Jリーグの2025年12月期予算は、経常収益の増加を見込む一方、成長投資の拡大と新方式による理念強化配分金制度の2年目支給開始などにより15億円の赤字を計上していた。決算見込は、主に協賛金収益の増加およびコスト削減により4億円の黒字、純資産は113億円となる見込みである。2024年12月期決算との比較では、協賛金収益をはじめ経常収益が増加した一方、新方式による理念強化配分金制度の2年目分支給開始などによるクラブへの配分金の増加、Jクラブの露出・集客施策を後押しするファン拡大施策費、ローカル露出・放送局対応費などが増加している。

(単位:億円)

科目 2024決算
A
2025決算見込
C
前年対比
C-A
経常収益
協賛金収益 58 69 12
公衆送信権料収益 213 221 8
その他収益 49 50 1
経常収益計 319 340 21
経常費用 0
①事業費 295 327 31
リーグ運営経費 38 36 ▲1
クラブへの配分金 122 127 5
ファン拡大施策費 15 16 2
ローカル露出・放送局対応費 18 24 7
その他事業費 103 123 20
②管理費 10 10 ▲1
経常費用計 306 336 31
当期経常増減額 14 4 ▲10
当期経常外増減額 ▲1 ▲2 ▲1
当期一般正味財産増減額 12 2 ▲11
横スクロールできます

(単位:億円)

科目 2025予算
B
2025決算見込
C
予算実績対比
C-B
経常収益
協賛金収益 66 69 3
公衆送信権料収益 219 221 2
その他収益 43 50 7
経常収益計 328 340 12
経常費用 0
①事業費 334 327 ▲7
リーグ運営経費 38 36 ▲2
クラブへの配分金 126 127 1
ファン拡大施策費 16 16 0
ローカル露出・放送局対応費 30 24 ▲6
その他事業費 123 123 ▲1
②管理費 10 10 0
経常費用計 343 336 ▲7
当期経常増減額 ▲15 4 19
当期経常外増減額 0 ▲2 ▲2
当期一般正味財産増減額 ▲15 2 17
横スクロールできます

2026特別シーズンの収支予算

シーズン移行を盛り上げてリーグを活性化するための投資を実施
  • ・シーズン移行に伴い2026年に決算期を6月へ変更し、2026特別シーズンは6カ月決算を行う
  • ・2026特別シーズン予算は、シーズン移行期の明治安田Jリーグ百年構想リーグを盛り上げ、リーグを活性化させるための集客・露出施策や助成金の拡大を計画しており、純資産を財源とした▲43億円の赤字を計上している
    • 大規模プロモーション、国立競技場(MUFGスタジアム)利活用施策費やデジタル広告費などの集客・露出費用の予算計上(32.2 億円)
    • 勝点および最終順位に基づいて支給されるクラブ経営傾斜型助成金の予算計上(18.0億円)
    • 降雪エリアをホームタウンとするJクラブを対象としたスポーツ施設整備のためのJリーグ降雪エリア施設整備助成金を予算計上(3.8億円)

(単位:億円)

科目 2025予算
(12ヵ月決算)
2026特別シーズン予算
(6ヵ月決算)
経常収益
協賛金収益 66 39
公衆送信権料収益 219 110
その他収益 43 25
経常収益計 328 174
経常費用
①事業費 334 212
リーグ運営経費 38 41
クラブへの配分金 126 65
ファン拡大施策費 16 13
ローカル露出・放送局対応費 30 19
その他事業費 123 73
②管理費 10 5
経常費用計 343 217
当期経常増減額 ▲15 ▲43
当期経常外増減額 0 0
当期一般正味財産増減額 ▲15 ▲43
横スクロールできます

(単位:億円)

科目 2025決算見込
(12ヵ月決算)
2026特別シーズン予算
(6ヵ月決算)
経常収益
協賛金収益 69 39
公衆送信権料収益 221 110
その他収益 50 25
経常収益計 340 174
経常費用
①事業費 327 212
リーグ運営経費 36 41
クラブへの配分金 127 65
ファン拡大施策費 16 13
ローカル露出・放送局対応費 24 19
その他事業費 123 73
②管理費 10 5
経常費用計 336 217
当期経常増減額 4 ▲43
当期経常外増減額 ▲2 0
当期一般正味財産増減額 2 ▲43
横スクロールできます

※掲載情報は2025年12月22日時点のものです

CATEGORY

RELATED POSTS