アカデミー人材育成プロジェクト
~クラブとして人を育てる

アカデミーに求められる人材

2030フットボールビジョン達成に向け、世界をリードするJリーグのアカデミーをつくるためには世界でも活躍できる選手、コーチそしてスタッフが必要です。「より良いコーチがより良い選手を育てる」ということは広く知られていますが、Jリーグでは選手だけでなく、コーチやスタッフの成長も期待しその成長をサポートしています。

特に現代のアカデミーには世界でも活躍できる選手を育てるコーチやスタッフをクラブ内で育てられる人材が欠かせません。加えて、コーチやスタッフがそれぞれに得意なことを生き生きと発揮して働けるアカデミーをつくるための責任者も必要です。

JHoC(ジェイホック)とJAM(ジャム)、そしてJHoE(ジョエ)

Project DNAには3つの人材養成コースがあります。1つがアカデミーにおけるフットボールのリーダーを育てる『Jリーグヘッドオブコーチング養成コース(J.LEAGUE Heads of Coaching Courses、 略称JHoC=ジェイホック)』、もう1つがアカデミーすべての運営のリーダーを育てる『Jリーグアカデミーマネジメント人材養成コース(J.LEAGUE Academy Management Courses 、略称JAM=ジャム)』、3つめがアカデミーからトップチームまでのすべての教育のリーダーを育てる『Jリーグヘッドオブエデュケーション養成コース(J.LEAGUE Heads of Education Courses、 略称JHoE=ジョエ)』です。JHoEはアカデミー教育プロジェクトと強くかかわりながら実施しています。

JHoC、JAMおよびJHoEの参加者は、それぞれのクラブから受講を認められており、アカデミー内で選手を育てるリーダーあるいは世界で活躍できる選手を育てることを深く理解しているリーダーになるために、世界水準とされる欧州の例やJリーグがこれまで積み上げてきた例をもとにした日本向けの新しい講義を受講しています。講義の他にグループワークや課題のプレゼンテーションも行いますが、JHoCにはオンザピッチのセッションもあり、JHoCはおよそ18カ月、JAMとJHoEは12か月間続きます。
修了者は、それぞれのクラブで世界水準の選手、コーチあるいはスタッフを育てる活動や世界水準のアカデミーをつくる活動を続けています。