アカデミーサポートプロジェクト
アカデミーをサポートするツール
2030フットボールビジョン達成に向け、Jリーグのアカデミーは計画的に世界水準の選手を育てる仕組みをつくる必要があります。ひとりひとりの選手がどのようにプロ選手として育つのか、その方法を考え実践する上で、各アカデミーが選手を育てるチカラを最大限に引き出せるよう、Jリーグは、各アカデミーをサポートするためのツール(道具)を提供しています。
そのひとつが、アカデミーパフォーマンスプラン(Academy Performance Plan、略称:APP)です。アカデミーの中で行われるさまざまな活動(パフォーマンス)とその計画がパフォーマンスプランです。アカデミーパフォーマンスプランにより、各アカデミーの長期、中期および短期の目標、何をどのように行うか、その担当者はだれか、いつまでにあるいはいつ振り返りをするかというアクションプランをつくり、その進捗を管理することができます。
もうひとつのツールが、個別育成プラン(Individual Development Plan、略称:IDP)です。この考え方はパフォーマンスプランに似ています。選手、コーチあるいはスタッフそれぞれの長期、中期および短期の目標達成に向け、自分の考えをもとに、メンター(クラブ内外を問わずIDPをともに進めてくれる役割)に助けられながら、何をどのようにどのくらい誰と行うか、いつまでにあるいはいつ振り返りをするかというアクションプランをつくり、定期的に振り返りをします。IDPは世界水準に向けた選手、コーチあるいはスタッフそれぞれの個人目標の達成のために欠かせないツールです。
アカデミーサポートマネージャーの役割
Jリーグを代表するスタッフとして、Jリーグと各アカデミーの間にしっかりと関係をつくり、アカデミーそれぞれの目標に合わせてサポートをするのがアカデミーサポートマネージャー(Academy Support Manager、略称:ASM)です。アカデミーの運営や選手を育てることについて豊かな経験をもつASMは、各アカデミーの選手を育てる仕組みが世界水準に近づくよう、各アカデミーのアカデミーパフォーマンスプランの進み方に合わせた基本的なサポートをします。
ASMはJリーグと各アカデミーとのかけがえのないつなぎ役として、例えば選手を育てるためのサッカーに関する技術的なサポートから、2030フットボールビジョン達成に向けて他のプロジェクトが各アカデミーに求めるアクションプラン(何をどのように行うか)の説明まで、幅広くそして深く各アカデミーと関わっています。