アカデミーV&Sプロジェクト
~どこへどのように進むのか

Project DNAのビジョン&ストラテジー

2030フットボールビジョン達成のために、Jリーグ、Jクラブそしてそのアカデミーはどのような道のりを進むことになるでしょうか。
アカデミービジョン&ストラテジープロジェクトは、2030年までにJリーグとアカデミーがProject DNAでどこへ(ビジョン)、どのように向かうか(ストラテジー、戦略)を示します。例えば、世界をリードするJリーグのアカデミーをつくるためには世界水準の選手、リーダーあるいはスタッフが必要ですが、そのためにアカデミー人材育成プロジェクトを6つのプロジェクトの1つにしました。

またJリーグはすべてのアカデミーに、クラブの歴史や文化を尊重したビジョンとそれを達成するためのストラテジー(どのようにビジョンを達成するか)があることをめざしています。クラブのビジョンは、そのクラブらしさつまりクラブのフットボールフィロソフィーを示すためにも必要です。クラブの歴史、伝統、やり続けてきたこと、文化、ビジョンそしてプレーの方向性をも含めて、クラブのフットボールフィロソフィーとして表現できること、そしてそのプレーの方向性がトップチームからアカデミーまでつながっていることが理想です。

JLiF(ジェイリフ)

クラブの経営者やクラブのフットボールのリーダー(Jリーグでは、両者をあわせてシニアリーダーと呼んでいます)は、クラブのビジョンを達成するためにアカデミーにはとても重要な役割や可能性があることを知っています。アカデミーは投資収益を大きく高めることができる人材を生み出す場だからです。

クラブのシニアリーダーは、アカデミーをクラブのフットボールフィロソフィーやビジョンあるいはトップチームと強く結びつける上で、とても重要な役割を果たしています。そのようなクラブの実行委員や強化の責任者といったシニアリーダーがそれまでの経験や知識に磨きをかけ、クラブとアカデミーをつなぐ学びの場が、Jリーグリーダーズインフットボールイベント(J.LEAGUE Leaders in Football Events 、略称JLiF=ジェイリフ)です。
Jリーグは、クラブのシニアリーダーが短い時間で学びを深めるプランを進めています。

Project DNA – to the FUTUREの発行

2020年2月、Jリーグは2030年にめざすフットボールビジョン達成の道しるべとして1冊の本を発行しました。それが『Project DNA – to the FUTURE』です。主にJクラブのアカデミーダイレクターに向けた専門的な内容です。ビジョンの達成には強いリーダーシップと日本サッカー界全体とのコラボレーション(協力)が必要ですが、この本ではそのためのプラン(計画)やアイデアをProject DNAの6つのプロジェクトごとに示しています。