05グローバル
アジア戦略について
「アジアと共に成長する」
Jリーグは、1993年のスタート以来、アジアサッカー全体の発展を視野に入れ、活動してきました。
アジアにプロサッカーの大きな市場が生まれ、その中心にJリーグが位置することで、競技面、ビジネス面の両方において、日本が欧州とは異なるスタイルのサッカー大国となりうると考えています。
そのため、2012年にJリーグ内にアジア戦略室を設置(現・海外事業部)。
「アジアと共に成長する」をビジョンに「Jリーグアジア戦略」を推進しています。
「Jリーグアジア戦略」の主な目的は以下の2点です。
―アジア全体のサッカーのレベルアップをJリーグが主導して促進し、世界のサッカー市場におけるアジアの価値向上を目指す。
―アジアの中でJリーグのプレゼンスを高め、パートナーやリーグ、クラブの新規事業機会を創出し、将来的にアジアの内でリソースを最大化させる
このために、世界各国でのテレビ放送を中心としたJリーグの露出拡大、Jリーグがこれまで培ってきたノウハウをアジア諸国と共有することや、現地でのサッカークリニック、指導者講習やイベントなどの実施、ASEAN(東アジア諸国連合)のリーグとのパートナーシップ協定締結など、様々な施策を進めています。
また、Jリーグはスポーツの分野から世界に輸出できる日本の産業として、Jリーグを「ジャパンブランド」の一つと位置付けることを提案し、経済産業省が取り組む「クール・ジャパン戦略」、総務省、外務省、国際交流基金、JICA(独立行政法人国際協力機構)、ASEAN日本政府代表部等と連携しながら、新たなビジネス機会の創出や、日本経済の発展に寄与することを目指しています。