People
インクルーシブな社会へ
Jリーグは「障がいのある方」「外国人」「子どもの支援」「高齢者」「ジェンダー平等」「さまざまな方が一緒に活動」という6つの目的に沿ったダイバーシティ活動を推進しています。サッカーの持つ「言葉や立場の違いを超えて人と人をつなぐ力」を信じ、多くの方にとっての日々の活力や生きがいにつながることを目指して、全60クラブがそれぞれの地域で取り組みを展開しています。
Jリーグは地域に根差したスポーツクラブとして、地域の方々、活力のある地域社会の実現、そして地域社会の土台となる健全な自然環境の保全と再生のための取り組みを推進しています。
「地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」(Jリーグ規約第24条2項)
Jリーグは、プロスポーツを運営するだけでなく、豊かなスポーツ文化の醸成を実現することを理念に掲げ、多くの人々が気軽にスポーツを楽しめるように、Jクラブは地域スポーツの振興活動を積極的に行っています。総合型スポーツクラブを目指して、サッカー以外のスポーツのチームを持つJクラブも増えてきました。
プロサッカーリーグの発足にあたって、Jリーグはヨーロッパのサッカークラブやスポーツクラブを視察し、クラブづくりの参考にしてきました。一貫した育成組織を持つサッカークラブでありながら、他の競技のチームを所有するクラブ。トッププロ選手がいる一方で、近隣の人々が利用出来るスポーツ施設が併設されているクラブ。スポーツ施設の利用客が、トップチームの練習を見学しながら飲食を楽しめる施設があるクラブ。クラブの運営や、試合運営に関わるボランティアの姿など、そこにはクラブを中心にスポーツを楽しみ、スポーツに関わる人々の姿がありました。世界のトップレベルに位置するクラブにも、4部や5部といったトップシーンに現れないクラブにも、必ずホームタウンとチームを結びつける「クラブ」という存在があります。
Jリーグは、こうした欧州のクラブを例に、Jリーグが日本スポーツのトップに位置する存在として果たすべき役割は、日本サッカーのレベル向上だけでなく、企業スポーツや学校体育にはない新しいスポーツの在り方を創造することにあると考えました。その理念を体現するのが、地域に根ざした総合スポーツクラブとして存在するJクラブです。
People
Jリーグは「障がいのある方」「外国人」「子どもの支援」「高齢者」「ジェンダー平等」「さまざまな方が一緒に活動」という6つの目的に沿ったダイバーシティ活動を推進しています。サッカーの持つ「言葉や立場の違いを超えて人と人をつなぐ力」を信じ、多くの方にとっての日々の活力や生きがいにつながることを目指して、全60クラブがそれぞれの地域で取り組みを展開しています。
Community
Jリーグの原点は、地域と共に歩むことです。60のクラブは年間3万2,000回以上のホームタウン活動を通じて、サッカーの普及やスポーツ振興にとどまらず、介護予防や健康増進、教育、まちづくりなど、地域の幅広い課題に向き合ってきました。スタジアムやクラブ施設を拠点に、地域をつなぐ存在として地域の発展や課題解決に取り組む人々が増え、コミュニティ活動が活発になることを目指しています。
Planet
2021年の環境省との連携協定を皮切りに、気候変動への取り組みを本格化させました。2024年には気候アクションロードマップを策定し、各クラブの取り組み状況を可視化する仕組みを整備。温暖化などによる気候変動が進む中、次世代に「サッカー」ができる環境をつないでいくべく、さまざまな取り組みを行っています。
2018年にイングランドで開始した、サッカークラブの環境サステナビリティへの取り組みを12の重要項目で可視化・評価し、進捗やめざすべき方向性を分かりやすく示す国際的なイニシアチブ。Jリーグは2025年にアジア初となる参画を表明し、評価のためのフレームワークを日本版に改定の上で2026/27シーズンより運用を開始。ランキング上位のクラブがより多くの配分を得られる活動助成金(正式名称 Jリーグサステナビリティ事業活動助成金)の傾斜配分を導入し、助成金は日本財団の助成制度(10億円)を活用。また日本版の評価フレームワークは、KPMG社協力のもと制作。
Jリーグ特任理事の小野伸二さんをメイン講師に迎え、小野さんだからこそ伝えられるサッカーの楽しさや喜び、素晴らしさを感じていただくこと、サッカーを通して気候アクションの重要性を理解していただくことを目的に、小学生の子どもたちを対象とした「サッカー教室」と「サステナトーク」を2024年より実施。Jリーグ60クラブの拠点を優先し、全国47都道府県で順次開催。
未来世代が安心してスポーツを楽しめる社会を守るため、Jリーグ気候アクションアンバサダー※と連携し、Jリーグはホームタウンでの「Jリーグ環境教育授業」を通じた取り組みを進めています。また一部の授業については、パートナーである東急不動産と共に実施しています。
※Jリーグ選手OB・現役選手で、各クラブが進める気候アクションを社会へ伝えていく役割を担うJリーグの認定制度
NTTグループの持つテクノロジーを用い、ファン・サポーターが気候アクションに参加・継続しやすい仕組みづくりを2023年に開始。ファン・サポーターが楽しみながら環境について意識し、それが個人の行動変容につながるような取り組み。本プロジェクトにおける主要な活動であるサステナカップ(ファン・サポーター参加型のクラブ対抗戦)は、2023年の初年度は4クラブ、2024年は15クラブで実施され、2025年には全60クラブでの実施。2025年のサステナカップについては、31,694人が参加してギネス世界記録™に認定された。
2024年に地域の自然資源を活用した再生可能エネルギー普及や地域循環の促進を目的に新設された制度。2025年度以降5事業が助成対象事業として採択され、クラブが自治体や地域企業と連携しながら再生可能エネルギーの導入と地域の気候アクション推進を進めている。
ネットゼロ社会の実現に向けてスポーツ界が一丸となり行動することを目的に、2018年のCOP24(第24回気候変動枠組条約締約国会議)において、UNFCCCとIOC(国際オリンピック委員会)の連携により設立された枠組みで、Jリーグは2025年7月に署名。2023年からはパートナー3社の協力の下、年間約1,200の全公式試合における電力を再生可能エネルギーでまかない、電力由来のCO2排出量を実質ゼロにする施策を継続している。
高齢者施設で過ごす高齢者や認知症の方など、普段は周囲に「支えられる」機会の多い方が、サッカークラブの「サポーター」になることで、クラブや地域を「支える」存在になっていくことを目指すプロジェクト。「支えられる人から支える人へ」をコンセプトとして、2020年12月にサントリーウエルネス株式会社が4つのJクラブと協働してスタート。2021年12月にはJリーグとパートナー契約を締結し、全国で活動推進。「いくつになってもワクワクしたい、すべての人へ。」という言葉の下に、その輪が広がり続けている。
誰もがサッカーを「する」「見る」「関わる」ことにアクセスできる多様な「機会」と「選択肢」を持続的に確実に届けることを目的として、サッカー界全体で進めているプロジェクト。Jリーグではその第一歩として、2026年2月に「MUFGスタジアムにおける車椅子席リーグ統一運用ガイドライン(暫定版)」の試験運用開始を発表。今後はさらに多様な方に向けた取り組みを広げていく見通し。
防災意識を高めることを目的に、LINEヤフー社が提供する「ヤフー防災模試」(速習編など計5編)をJリーグ、Jクラブのファン・サポーターがスマートフォンなどで受験し、「勝点」をクラブ間で競い合う取り組みを2021年にLINEヤフー社と共同で開始。災害時に生き抜く知識やスキルを学びながらクラブを応援し、災害に強い地域を増やしていく取り組み。
現地ニーズを勘案した物資の寄贈、被災地訪問、被災地からのご招待など募金は、各クラブが行う独自の復興支援活動に活用したり、クラブが選択した公的機関やNPO団体等に寄付することもあります。
TEAM AS ONEの対象となるのは、内閣府によって激甚災害指定を受けるもしくは受けることが想定され、当該地域の人々およびJクラブに甚大な被害をもたらし、支援が必要とチェアマンが判断した災害となります。現時点では以下の8つの災害が対象です。
引き続き、みなさまのご協力よろしくお願いいたします。
皆さまのご支援・ご協力に心より感謝申し上げます。
下記は、JリーグのTEAM AS ONE募金口座でお預かりした金額の集計です。
この他、いただいた募金を地方自治体や日本赤十字社の義援金口座に、直接振り込ませていただくことがあります。
またクラブが独自の方法で、復興支援活動の原資として活用することもあります。
ホームタウン活動調査報告書をさらに発展させ「インクルーシブな社会の実現/People」、「地域コミュニティの醸成/Community」、「気候アクション/ Planet」というサステナビリティに関する3つの重点テーマを設定し、短期・中期・長期で目指すロードマップを掲載しています。活動の実施状況だけでなく、環境や地域社会へどのような変化や効果をもたらしたのかにも目を向け、重点テーマごとのロードマップの進捗状況を報告する内容へ再構成しました。