Press Release プレスリリース
2024.9.18
9月14日(土)開催の2024明治安田J3リーグ 第28節 大宮アルディージャ vs. ギラヴァンツ北九州(19:00キックオフ/NACK5スタジアム大宮)において、競技規則の適用ミスがあったことが確認されました。
Jリーグは、本事案について日本サッカー協会(JFA)審判委員会に確認した上で、当該試合の取り扱いについて下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。
なお、再発防止のため、Jリーグは全クラブに対して競技規則の理解について、再度指導を行います。また、JFAより、Jリーグ担当全審判員に対して、競技規則について再度の徹底をはかります。
■対象の試合
明治安田J3リーグ 第28節
試合開催日 | キックオフ | 対戦カード | スタジアム | ||
9月14日(土) | 19:00 | 大宮アルディージャ | vs. | ギラヴァンツ北九州 | NACK5 |
■当該試合の取り扱い
決定内容 |
試合成立 (大宮 3- 0北九州) |
・当該試合は、競技規則の適用ミスが発生した時刻が94分であり、その後試合が行われた時間は約2分間。その間得点等の発生はなく重大な影響は及ぼしていないと判断し試合成立とすることが決定しました。
■事象
・90+4分に大宮が以下の2名の交代を行った
① 30アルトゥール シルバ→17 中野 克哉 ※相手チーム脳振盪交代による追加交代
② 22茂木 力也 → 25知念 哲矢 ※通常交代
しかし、90+4分の交代までに大宮は68分、75分、81分とすでに通常交代として交代回数3回を使用していた。
そのため、本来であれば90+4分の交代は上記①の相手チーム脳振盪交代による追加交代のみが認められ、②の通常交代は認められないはずであったが、クラブ側が競技規則を誤認し②の通常交代を申し出た。
審判団は交代を認めたため交代が行われてしまい、事象に気が付かず試合が終了し、公式記録作成時に交代回数の誤りが判明した。
■サッカー競技規則2024/25
第3条 競技者 (抜粋)
2. 交代の数
公式競技会
公式競技会の試合においては最大5人の交代要員を使うことができ、その数は、FIFA、大陸連盟または各国サッカー協会が決定する。トップディビジョンにおけるクラブのトップチームまたは各国の「A」代表チームが出場する男子および女子の競技会では、競技会規定により、最大5人の交代要員を使えることが認められ、各チームは、
・最大3回の交代回数を使うことができる
・これに追加して、ハーフタイムにも交代を行うことができる
■2024明治安田J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項
第3節 運営
第33条〔選手の交代〕
(1) 試合中の選手の交代は、次の各号のとおりとする(以下、本項に基づく交代を「通常交代」という)。
① 選手の交代人数は、5名以内とする
② 選手の交代回数は、1試合合計3回以内(ただし、ハーフタイムを除く)とする
③ 交代は、退出する選手の選手番号を交代ボードで提示したうえ、行わなければならない
(2) 脳振盪またはその疑いのある選手が発生した場合の取り扱いは、次の各号の通りとする。
① 脳振盪またはその疑いのある選手の交代(以下「脳振盪交代」という)は、通常交代に含まれない。
② 発生した脳振盪またはその疑いのある選手の人数にかかわらず、1試合において各チームが得られる脳振盪交代の交代人数の上限は1名、交代回数の上限は1回とする。
③ 脳振盪交代をした場合、相手チームは通常交代とは別に、交代人数1名、交代回数1回を追加で行うことができる(以下、本号に基づく交代を「追加交代」という)。
④ 1試合において各チームが行える追加交代の交代人数の上限は1名、交代回数の上限は1回とする。なお、追加交代は、理由如何を問わず使用できる。
⑤ 脳振盪交代及び追加交代は、通常交代と異なる交代であると判別できる手続きで行われなければならない。各交代の具体的な手続きについてはJリーグが別途定めるものとする。
⑥ 脳振盪交代、追加交代および通常交代のうち2種類以上の交代を同時に行った場合、それぞれの種類の交代につき、1回ずつ交代したものとみなす。