Press Release プレスリリース
2025.7.15
Jリーグはこのたび、気候変動という喫緊の地球規模の課題に対し、スポーツ界として具体的なアクションを推進するべく、UNFCCC(国連気候変動枠組条約)が主導する「Sports for Climate Action Framework(スポーツを通じた気候行動枠組み)」に署名いたしました。Jリーグは昨年2024年2月に「Jリーグ気候アクションロードマップ」を公表し、Jリーグの試合運営や事業活動を通じた、環境に対するネガティブなインパクトの削減も進めています。この度、国際的なフレームワークへの署名を通じ、ネットゼロ(温室効果ガスの排出量が差引ゼロになっている状態)を目指すことで、さらにこれらの活動を促進してまいります。
■Sports for Climate Action Framework(スポーツを通じた気候行動枠組み)について
本枠組みは、ネットゼロ社会の実現に向けてスポーツ界が一丸となり行動することを目的に、2018年のCOP24(第24回気候変動枠組条約締約国会議)において、UNFCCCとIOC(国際オリンピック委員会)の連携により設立されました。
署名団体は、以下の5つの原則に基づいて行動することが求められます。
原則 1 より大きな環境責任を担うため、組織的な取り組みを行う
原則 2 気候変動の全般的な影響を削減する
原則 3 気候変動対策のための教育を行う
原則 4 持続可能で責任ある消費を推進する
原則 5 情報発信を通じ、気候変動対策を呼びかける
■本枠組みへの署名を受けた、Jリーグの具体的な気候アクション
1. 2030年の中間目標および長期的な排出削減目標の設定:
2030年までに最低でも温室効果ガス排出量50%削減、2040年までにネットゼロ排出の目標を掲げる。
2. 測定と報告:
温室効果ガスの排出量および削減の進捗状況を毎年測定・公表します。
3. ネットゼロ達成に向けた計画の測定:
署名から12か月以内に、中間目標の達成に向けた具体的な行動計画を提出します。
4. 発信:
この気候アクションへの取り組みを、すべてのステークホルダーに対して発信します。