Press Release プレスリリース
2025.5.22
プロスポーツクラブによる初の「スポーツ×再生可能エネルギー×農業」を組み合わせた取り組み
Jリーグは、気候アクション推進の一環で、Jクラブが実施する再生可能エネルギー事業に特化した活動を対象に、2024年に「Jリーグ地域再生可能エネルギー推進助成制度」を新設し応募を受け付けておりました。本日、Jクラブ初の助成交付事業となるガイナーレ鳥取による「彦名営農型太陽光発電所事業(通称 しばふる太陽光発電所)」の開所式が鳥取県米子市で行われ、交付事業が開始されたことをお知らせいたします。
本事業は「スポーツ×再生可能エネルギー×農業」の3要素から成り、プロスポーツクラブが地域の電力事業者と共同で営農型太陽光発電所事業(ソーラーシェアリング事業)を行う形は国内でも初の取り組みです(Jリーグ調べ)。
本助成制度は、Jクラブの持続的な発展にとって重要な「気候変動問題の解決」と「地域活性化」という2つのテーマ双方に寄与する事業活動で、特に高い効果が見込まれる再生可能エネルギーの活用推進を目的とした制度となります。これらは気候変動対策の中でも緩和策に位置づけられる取り組みで、生産者の顔が見える再生可能エネルギーを発電し、地域の中で循環させて域内エネルギーの自立を促すエネルギーの地産地消の実現や、Jクラブにとってさらなる事業の創出やパートナーシップの拡大といった効果が期待されています。
助成は毎年総額2,000万円の予算規模で応募を受け付け、有識者による審査を経て1クラブ最大1,000万円を上限に交付されます。地域の自然資源(太陽光、風力、水力、地熱など)を活用した再生可能エネルギーの普及活動や、地域内のエネルギー循環の促進を目的とした発電設備の新設や拡張事業などが対象となります。
交付第1号となるガイナーレ鳥取による事業は、耕作放棄地の解消と地域の再エネ創出を実現する新しい地域貢献の形として期待されます。
詳細は交付クラブによる資料をご参照ください。
【Jリーグ地域再生可能エネルギー推進助成制度】
名称 | Jリーグ地域再生可能エネルギー推進助成金 |
対象活動 | 地域の自然資源(太陽光、風力、水力、地熱等)を活用した再生可能エネルギー普及および地域内循環促進のための発電設備の新設および拡張等のプロジェクトであること。原則、申請Jクラブのホームタウンで実施され、申請受付開始日2024年1月1日以降に実施される事業。 |
助成金額 | 助成制度総額2000万円/年、1クラブ上限1,000万円 対象活動費用の50%に対して支給される。1クラブあたりの上限額は1000万円とする。 |
審査 | 有識者委員会による審査を経て決定 |
評価項目例 | 助成事業の実施内容の適切性
実施体制や費用等の適正性
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【交付決定のお知らせ】
申請クラブ | 事業名 |
ガイナーレ鳥取 | 彦名営農型太陽光発電所事業 |
交付事業の詳細は申請クラブによる資料をご参照ください。