公益社団法人 日本プロサッカーリーグ（Ｊリーグ）

鬼武健二Ｊリーグチェアマンより新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

今年のＪリーグは新たに北九州市から仲間を迎え、全国37クラブで18年目のシーズンを迎えます。昨今の厳しい経済情勢下、全国のＪクラブも健全なクラブ経営を目指すとともに、地域における真の存在意義が問われる局面を迎えています。しかし、このような時代だからこそ、スポーツが、サッカーが地域を元気にし、各Ｊクラブは地域活性化の旗印となるべくその重要な役割を果たすべきであると考えています。

公式試合の年間総入場者数を1,100万人にしようという「イレブンミリオン」プロジェクトは、今年が達成に向けた目標の年です。2007年にこのプロジェクトを立ち上げて以来、「イレブンミリオン」は単なる数値目標ではなく、人々の生活を豊かにするためにスポーツ環境の充実を目指す「Ｊリーグ百年構想」の実現そのものであると、その意義を強調してきました。全国のＪクラブが、ファン・サポーター、地域の人々、自治体、企業などと手を携え、地域においてなくてはならない存在として愛されるようになることを願っています。

今年はまた、日本代表が参加するＦＩＦＡワールドカップが南アフリカで開催され、ＦＩＦＡクラブワールドカップにつながるＡＦＣチャンピオンズリーグには4つのＪクラブが出場します。選手の皆さんは、常に世界を意識しながらＪリーグの舞台で最高のパフォーマンスを発揮してください。さらに、日本のプロ選手としてプライドと責任を忘れず、未来を担う子どもたちの模範となるよう期待しています。

本年もＪリーグの活動に対し、温かいご支援とご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

（社）日本プロサッカーリーグ
チェアマン　鬼武　健二