Menu

Press Release プレスリリース

2013.6.16

レポート【東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ】終了後の両監督記者会見コメント

●トニーニョ セレーゾ監督(Jリーグ TEAM AS ONE):

「日本の歴史のなかで過去にも困難な経験をし、これだけ素晴らしい国を築き上げたということは、日本人が常に誇りに思うべきことであり、僕自身がこうやってこの地で仕事ができるということ、皆さんとふれあうことができるというのは、僕は非常に恵まれた人間だと思います。


僕は日本から24時間離れた国で生まれて、どの国にも困難はありますが、日本のようにものごとが進まない国であって、学ぶべきことが多いです。いつか自分の国もこういう国になっていければと、逆に僕は希望をいただいた形になります。


この試合で、物理的、精神的に被災された方、命を失われた方、彼らにとって我々が少しでも明るい日曜日を与えることができたのではないかと考えています。また、僕自身はこの試合はもう少し軽いという西洋の考えで挑もうとしたのですが、徐々に皆さんに引きつけられて、もっと真剣にやらなければいけない、気持ちに応えなければいけないと感じました。


試合が始まる前に黙とうがあったりで非常に心を動かされましたし、ここから僕は90分間のなかで、どれだけスタジアムの観客の皆さん、日本国民に対して、恩返しできるかという気持ちを深く感じました。サッカー関係者、隣にいる森保監督、手倉森監督と一緒に仕事ができたということは、僕の人生のなかで非常に思い出深い、特別な思い出として誇れますし、僕の特別な思い出だけでなく、被災された方にとって特別な日にできたのではないかと願っています」



●森保 一監督(Jリーグ選抜):

「試合前に選手には被災された方、復興に向けて頑張っている方々にメッセージをしっかりと伝えられるようにプレーしよう、復興に向けて長く険しい道のりを辿っている方々に向けて、我々がまずできることは、ひたむきにプレーする姿を見せること、今をがんばること、そして、お互いに協力しあって勝利に向かってプレーすること。それをメッセージとして送れればということを選手には伝えました。


選手たちは勝利に向かって、本当にひたむきにプレーしてくれたと思いますし、急造のチームでしたが、チームとして協力しあって勝利に向かって戦ってくれたと思います。プラスして、Jリーグを代表する選手の個々の能力を、今日来てくれた観客の皆さんに見せるということもしてくれたので、非常に満足しています。そして、今日の試合が被災地に向けて、被災者の方々に向けて、後押しになるメッセージを送れたと思っています」



Q:スター選手たちを起用するにあたって考えていたことと、闘莉王選手を2度起用したことについて教えてください。

「この試合にあたって選手には、魅せる華麗なプレーの前にやらなければならないこと、この試合を勝つために一人ひとりがひたむきにプレーすること。そして、チームとして勝利という目標に向かって協力してお互いを尊重しあってプレーするということを伝えました。プラス、各選手が持っている素晴らしい個性を出してもらえればと話して、試合に臨みました。


闘莉王をFWで起用した点については、本当にありがたいことでした。前半と後半ですべての選手を起用して試合に臨みました。ただし、ケガ等の不測の事態があったときには選手を代えると話しました。ミーティングの後に闘莉王から『後半は自分はプレーしないけれど、もし何かあった場合にはプレーさせてくれ』と申し出てくれました。

そして実際に、FWのキリノがふくらはぎに痛みを訴えていて、プレーができないということで、闘莉王がFWとして起用されました。これまでFWとしてプレーしたのも見ていますし、チームのプラスになると思い、彼の気持ちには感謝しています」



(この会話を聞いていたセレーゾ監督が発言)

「闘莉王が入ったので、こちらも松井を出しました。ベンチで『闘莉王のような気持ちを持っている人いますか?』と聞いたら、松井が名乗り出てくれました」



東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ コーナーはこちら >>

Jリーグドットjp Jリーグデータサイト Jリーグライブラリ Jリーグシーズンレビュー2023 Jリーグ1年の振り返り Jリーグスタッツレポート2023 Jリーグシャレン! Jリーグ気候アクション