Press Release プレスリリース
2014.5.20
各月のリーグ戦において、最も優れたゴールを表彰する「月間ベストゴール」4月度の受賞ゴールが決定いたしました。
Jリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナー「スカパー!」の協力による、ファン・サポーターからの一般投票と、スポーツ・サッカーメディア関係者からの推薦によりノミネートされた18ゴールのうち、受賞したのは、第6節 浦和レッズvsベガルタ仙台の試合において、66分に李 忠成選手(浦和レッズ)が決めたゴールです。受賞した李選手のゴールは、年間で最も優れたゴールに与えられる「最優秀ゴール賞」のノミネートゴールとなります。「最優秀ゴール賞」はシーズン終了後に行われるJリーグアウォーズにて表彰される予定です。
李 忠成 選手(浦和レッズ)66分の得点
J1リーグ戦 第6節 4月6日 浦和レッズ vs ベガルタ仙台 (埼玉スタジアム2002)
●技術的な観点から
派手さはないが、点取り屋としての巧さと判断の早さが光ったゴール。一度ボールから離れる動きをした後に、ポストプレーで原口選手にパスを落とし、素早くリターンパスを受けるためにゴール正面に動く一連の流れは、相手ディフェンダー陣を混乱させるストライカーらしい動きであった。また、リターンパスを受けた後も、左右のディフェンダーだけでなく、正面から出てくるゴールキーパーの動きも視野に入れた上で、間髪入れずに利き足の左足でループシュートを選択している。相手に寄せられても動じない精神力と的確な判断力、そしてイメージどおりのシュートにつなげる技術はベストゴールにふさわしい。
●チーム戦術的な観点から
一連の攻撃は、柏木選手のカウンター気味のドリブルから始まり、李選手、原口選手の3本のパスによってゴールを陥れた。相手チームの中盤に空いたスペースを突く、スピーディーな攻撃である。相手ディフェンダーがカウンターへの対処のためにコースを切りながら守備をしているところを、その裏をつく動きとパスでボールをつなぎながら、最後のシュートにつなげている。柏木選手と原口選手は4月のアシスト数はともに3回と1位、李選手は3ゴールを挙げ、月間のゴール数では5位となっており、チームの好調を象徴するような得点といえる。前半を1-0で折り返し、66分にあげたこの追加点によりチームは波にのり4-0という結果をもたらしている。
節 | 選手名 | 所属 | 開催日 | 対戦 | 得点時間(分) |
---|---|---|---|---|---|
6 | 大久保 嘉人 | 川崎フロンターレ | 4月6日 | 徳島 | 11 |
6 | 李 忠成 | 浦和レッズ | 4月6日 | 仙台 | 66 |
6 | 鈴木 啓太 | 浦和レッズ | 4月6日 | 仙台 | 80 |
7 | フォルラン | セレッソ大阪 | 4月12日 | G大阪 | 21 |
7 | 阿部 浩之 | ガンバ大阪 | 4月12日 | C大阪 | 42 |
7 | 阿部 浩之 | ガンバ大阪 | 4月12日 | C大阪 | 53 |
7 | フォルラン | セレッソ大阪 | 4月12日 | G大阪 | 62 |
7 | 豊田 陽平 | サガン鳥栖 | 4月12日 | 甲府 | 46 |
8 | 大前 元紀 | 清水エスパルス | 4月19日 | 徳島 | 90+2 |
8 | チョン ウヨン | ヴィッセル神戸 | 4月19日 | 鹿島 | 25 |
8 | 今野 泰幸 | ガンバ大阪 | 4月19日 | 大宮 | 88 |
9 | 茨田 陽生 | 柏レイソル | 4月26日 | 浦和 | 60 |
9 | 豊田 陽平 | サガン鳥栖 | 4月26日 | 名古屋 | 28 |
9 | フォルラン | セレッソ大阪 | 4月26日 | 神戸 | 62 |
10 | 橋内 優也 | 徳島ヴォルティス | 4月29日 | 甲府 | 73 |
10 | 李 忠成 | 浦和レッズ | 4月29日 | 横浜FM | 56 |
10 | リンス | ガンバ大阪 | 4月29日 | 柏 | 13 |
10 | 田中 順也 | 柏レイソル | 4月29日 | G大阪 | 45+2 |
●ベストゴール以外で特筆すべきゴール
第9節のサガン鳥栖の豊田選手のゴール(vs名古屋/28分)は、得意のファーサイドへ逃げる動きをしながらの得点。ゴールから離れていくボールに対して、しっかりと腰をひねって逆サイドに決めるゴールは技術力の高さを表している。
第7節の大阪ダービーで21分に決めたフォルラン選手のゴールも特筆すべきゴール。ボールのコントロールをやや失いながらも、ゴールを決めるにはここしかないというコースを突くトーキックは、彼の技術の高さ、経験から生み出されている。ゴールを生むまでの相手ディフェンダーを崩す、チームとしてのコンビネーションもすばらしい。
月間ベストゴールを受賞した選手は、ホームゲームの試合会場にて表彰されます。表彰プレゼンターはスカパー!にて募集いたします。詳しくはスカパー!ホームページをご確認ください。(検索は「スカパー ベストゴール」)
※URL:https://my.skyperfectv.co.jp/enq/index/item/E005701/tmpno/0004
〔4月度月間ベストゴール表彰〕
7月19日(土)浦和×新潟戦(埼玉) 18:00キックオフ
月 | 節 | 選手名 | 所属 | 開催日 | 対戦 | 得点時間(分) |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 佐藤 寿人 | サンフレッチェ広島 | 3月8日 | 川崎フロンターレ | 57 |
4 | 6 | 李 忠成 | 浦和レッズ | 4月6日 | ベガルタ仙台 | 66 |
■参考:2014Jリーグ J1リーグ戦 月間ベストゴール概要
昨年に引き続き、Jリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナー「スカパー!」のご協力を得て、以下の概要で年間最優秀ゴール賞を决定いたします。
選考対象 | 2014Jリーグ ディビジョン1 第1節~第34節の全ゴール (※2013年実績:879ゴール) |
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選考者 | ファン・サポーター、スポーツ・サッカーメディア関係者、Jリーグ選考委員 |
選考方法 | (1)ファン・サポーターによる一般投票(インターネット) J1各試合終了時より、当該節の全ゴールを対象にファン・サポーターの一般投票(インターネット)によりノミネートゴール(各節上位3ゴール)を決定。結果は、 Jリーグ公式サイト、およびスカパー!Jリーグマッチデーハイライト番組にて発表。 (2)スポーツ・サッカーメディア関係者からのノミネートゴール推薦 毎月、J1全ゴールを対象にメディア関係者からの推薦によりノミネートゴールを决定。 (3)Jリーグ選考委員による選定 上記(1)(2)の全ノミネートゴールの中から、Jリーグ選考委員が月間ベストゴール(1ゴール)を決定。結果は、毎月理事会後に実施する記者会見で発表。 ※選考委員:Jリーグ 中西 大介常務理事、宮本 恒靖特任理事 |
ノミネート | 月間ベストゴールに選ばれたゴールは自動的に「最優秀ゴール賞」のノミネートゴールとなる。 「最優秀ゴール賞」はシーズン終了後に行われるJリーグアウォーズにて表彰される予定です。 |
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