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Press Release プレスリリース

2008.7.28

2008Kリーグユース フットボール キャンプ(U-12)

◎開催日:7月22日(火)~7月28日(月)
◎開催場所:南海スポーツパーク
◎参加者(人数含む):選手22名、スタッフ2名、通訳1名
◎主催/共催/協力等:Kリーグ


■活動の趣旨

大分トリニータジュニアでは、今までもさまざまな大会に参加し、色々な経験を積んできましたが、海外での経験は今までになく、この年代での海外遠征を経験できるということで参加しました。
試合経験ももちろんそうですが、親元を離れ、言葉も通じず食べ物も慣れないものが出てくる環境の中でどのようなパフォーマンスが出来るかも興味深い点でした。今回の遠征で大分トリニータジュニアとしては【challenge, chance, catch】というテーマを持って大会に望みました。


■当日の様子

今回の大会が開催された南海スポーツパークは施設が充実していて、海外のナショナルチームも合宿をしているようです。
選手にはJリーグを代表して来ていることや、ここでのプレーが日本人の代表として評価を受けることなどを話し、全選手が毎日試合に出られるように大会に臨みました。
大会スケジュールは午前、午後に1試合ずつ行い、他には交流を深めるイベントなどが組み込まれていました。
最初のうちは言葉も通じずチームだけでの行動が目立っていましたが、時間を追うごとに他チームとの交流も増え、子どもたちはジェスチャーだけではありますが会話をするなどして、積極的にコミュニケーションをとる様子が見られました。
食事の面でも行くまでは不安な選手もいたようでしたが、いざ食べてみると辛いけど美味しい!と言った言葉が聞かれるようになり、日本では見たことのない食べ物でも積極的にチャレンジしていました。
宿泊施設も4~5人部屋でベッドも二つありとてもきれいな施設で快適に過ごせましたが、シャワーが水しか出ない点が慣れない子どもにはきつかったようです。その他では、日本では当たり前の掛け声や、キーパーがボールを保持せず時間を使うプレーを注意されるなど、日本では経験できないことも多々あり、すべての面で貴重な体験になりました。
Kリーグのすばらしい運営やお世話をして頂いた学生さん、通訳さんなどのお陰で子どもたちは日頃体験できない貴重な経験を積むことができました。


■参加選手の感想

「遠征を通して学んだことはいっぱいあります。一つ目は、海外に行って言葉が分からない中でもジェスチャーなどでコミュニケーションをとって友達をたくさんつくれたことです。二つ目は、体の大きい相手でも、自分は最後まであきらめずに強い気持ちで戦えたことです。今後、こんな強い相手でも自信を持って戦いたいです。三つ目は、アウェイなので試合では日本とちがう審判がいたけど、その中でも無失点で守れたこと。今後こういうこともあるけど会場全体を味方にして戦いたいです。
韓国遠征に行ってとてもいい経験になったし、この遠征を支えてくれた人たちに感謝したいです。海外でプレーできたことはとてもほこりに思います」
(大分トリニータジュニア 吉住 元気)

「僕がこの大会で学んだことは三つあります。一つ目は、海外の選手たちとプレーしてみて、各チームの特長、やり方を生かしてプレーしてくる相手チームへの対処の仕方です。韓国の選手たちはスピードがあるので裏にどんどんけってきます。そういう相手には、早くよせてけらせないようにしました。そして一番苦戦した中国の選手たちのように高さ、スピードで勝負してくるチームには、まずしっかり守って、僕たちならではの、スタミナと細かいドリブルで勝負したりするというように、自分で、その時その時の戦い方を変えるということをこの大会で学びました。二つ目はコミュニケーションです。僕たちは韓国人、中国人の話している言葉は分かりません。でもジェスチャーやあいさつをしていくうちに友達になれたり、コミュニケーションがとれるんだなと思いました。僕も韓国と中国の選手の友達ができました。でもどうやって友達ができたかというと、それは、自分から進んで話しかけてみたりすることです。自分から話しかけてみると、向こうの選手も自分もちょっとうれしい気持ちになり、そして理解しあえると心がはずむようになります。そうすることによって僕は友達ができました。そして、こういう友達ができると、海外にもいい仲間ができて、これからは良いライバルとして競争していけるのもうれしいです。三つ目は『感謝』ということです。まずこの大会のために色んなことをしてくれた大分トリニータの関係者の方々、そしてJリーグの方々、そして、大会を開催してくれたKリーグの関係者の方々と通訳のリーさんたちのおかげで僕たちも楽しくサッカーができたし、サッカー以外の経験もたくさんさせてもらうことができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。そしてこの経験ができたのも、この遠征に行くために色々な準備をしてくれたお父さんお母さんのおかげでもあります。ありがとうございました。この遠征の関係者のすべての人たちに『感謝』します。カムサハムニダ!」
(大分トリニータジュニア 佐藤 昂洋)

「予定には入っていなかった韓国遠征ですが、なかなか体験のできない海外遠征ということで参加しました。
遠征前は海外ということで親子共々不安でいっぱいでした。遠征中はコーチの方がブログでその日の様子を伝えてくれていたので、それを見ながらどのような感じかを毎日見ていました。見ていると不安だった出発前とは違い、毎日を楽しんでいる様子が伝わり安心しました。
遠征から帰ってからは、異文化に触れた事が大きかったようで、その話をたくさんしてくれました。日本や大分では当たり前の事が海外ではまったく違ったりしたことが子どもの中では印象に残っているようでした。この年代で海外に行きサッカーをするというとても貴重な体験をできたことに感謝し、今後の人生に役立ててほしいと思います」
(大分トリニータジュニア 吉平 駿、翼の母)

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