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Press Release プレスリリース

2008.10.19

STORK CUP 2008 U-9大分トリニータサッカー交流会

10月19日(日)、大分県サッカー協会スポーツ公園で『STORK CUP U-9』が開催されました。U-9カテゴリーの公式戦の場を増やし、試合経験を積ませることなどを目的に、大分県や大分トリニータを中心に2006年からスタートしたこの大会は、毎年、4回のリーグ戦を導入していることで、出場する選手のプレー時間が長くなり、モチベーションアップにつながっていると好評です。また、短期集中型のトーナメント方式にはない勝敗以外に得られる技術の向上が望め、参加選手、指導者の交流の場としても活用されています。

「このリーグ戦はサッカーの技術を磨くだけに執着せず、人間性や社会性を育み、スポーツマンシップとは何かを学んでいくことを狙いとしています。これから育成のゴールデンエイジとされる10歳から15歳の年代になり、急速に技術が向上するわけですが、その前にスポーツ選手としての基本は不可欠。挨拶に始まり、挨拶に終わるなど、当たり前のことを当たり前にできるようになってもらいたいです」
大分トリニータのホームタウン普及部であり、下部組織のコーチである今井祐樹氏が本大会の主旨を説明してくれました。指導者として「試合に勝つ喜び、負ける悔しさを味わってもらいたい。試合で自分は何ができて、何ができなかったのか。同世代の選手の頑張っている姿を刺激にしてほしい」との思いもあるようです。

今年度の参加チームは大分県内24チーム、約300名。大分トリニータの下部組織3チームをはじめ、各地域のクラブチームやスポーツ少年団などが参戦しました。19日の大分市内は秋晴れとなり、絶好のサッカー日和。午前10時から午後4時までの間に、6コートで1チーム4試合を戦います。佐藤宥作選手(大分トリニータスクール)、清水羅偉選手(同)の選手宣誓で始まり、各コートで熱戦が繰り広げられました。全試合終了後には、各チームの指導者が選んだ優秀選手(5人)の表彰もあるだけに、選手たちは皆真剣です。
試合は、フットサルコートとゴールを使用し、ゴールキーパーを含む6人制で、1試合18分(6分×3セット)のゲームを行い、勝てば30ポイント、引き分け10ポイント、得点を決めた数だけ勝点が追加されるポイント制で競われました。また、オフサイドなし、1本目と2本目は選手を総入れ替えしなければいけないなど、選手のボールタッチ数が増えるような特別ルールを採用しています。このルールは、指導者や選手から好評のようでした。

「ウチは個人技を中心に練習させているので、このルールはいいですね。子どもたちはボールタッチが多くなるから楽しいと思います」(ブルーウィングFC 吉田親治コーチ)
「いつも上級生の応援ばかりの年代が、今日は主役。ボールを追いかけて、触れて、サッカーの楽しさを感じてほしい。シュートの感覚、ドリブルの感覚を覚えて、明日からの練習につなげてほしい」(田尻サッカースポーツ少年団 工藤洋コーチ)
「人数が少ないからいっぱい走らないといけないけど、シュートチャンスもたくさんあるから絶対ゴールしたい」(千怒小サッカー部 上野沙良選手)
「今日は80点。ハットトリックの試合もあったけど、外したシュートも多かったので、もっとシュート練習をしたい」(大分トリニータスクール 阿南塁選手)

1年を通して試合を重ね、そこで得た手応えや課題を次につなげることができる本大会。来月開催されるリーグ戦2節や、今後はU-10、U-11の大会も予定しています。
隣のグラウンドでは、大分トリニータのトップチームが練習を行なっており、「トップの選手のプレーを間近で見ることができ、『いつか自分も』という気持ちになれる。これは最高の環境」という今井コーチの言葉どおり、STORK CUP U-9に出場した選手が、大分トリニータの選手として活躍する日がくるかもしれません。
育成型のクラブを掲げる大分トリニータは、これからも子どもの健全な育成と、サッカーの普及を図っていきます。

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