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Press Release プレスリリース

2009.3.20

「2009Jリーグ U-16チャレンジリーグ」開催

世界で活躍する選手を育てるために。加盟クラブのうち6クラブの16歳以下の選手を対象にした「2009リーグ U-16チャレンジリーグ」が3月20日(金・祝)から22日(日)まで、新潟県北蒲原郡聖籠町の「新潟聖籠スポーツセンター アルビレッジ」で開催されました。

参加クラブは大宮、甲府、名古屋、G大阪、広島、そしてホストチームの新潟の6クラブ。1回戦総当たりのリーグ戦が行われました。

天候がめまぐるしく変わる3月下旬の新潟。初日は寒風に見舞われたかと思えば、2日目は快晴、そして最終日は朝からの雨。それでも伸び盛りの年代の選手たちは、3日間で5試合の強行日程を疲れも見せずに消化しました。

この大会は、16歳以下の選手たちの実戦経験を増やすことを目的としています。これまで13歳以下、14歳以下を対象にした「Jリーグ U-13」、「Jリーグ U-14」が開催していますが、新高校1、2年生に当たるU-16年代を対象としたのは今回が初めて。主催するJリーグの重野氏は「U-18になると、すでにトップで試合に出場する選手も出てきます。その前の世代に経験を積ませ、育成することでレベルが上がると考えています」。アルビレックス新潟ユースの片渕浩一郎監督は「この時期にこういう大会が増えることは、選手強化に大きく役立ちます」と、歓迎していました。新潟のキャプテンを務めた中村樹選手は「新潟の高校生とは違う迫力があった。同年代の強いチームと数多く対戦できて、収穫が多かったです」と、今大会を振り返りました。

また、片渕監督は「特に今回、地元で行われたことは大きなメリット」と語っています。平年のこの時期、新潟は積雪こそないものの、雪解けの影響でピッチコンディションは最悪。ただ、今年は暖冬のため、ほぼ通常の練習がこなせる状態が続いていました。そこに加えて複数のクラブが集結。「名古屋、G大阪、広島と普段なかなか対戦できない西日本のチームと練習試合ができる。選手の刺激になります」と地元開催のメリットを感じている様子でした。

今回の会場となったあるビレッジは、試合を行ったピッチのほかに、アルビレックス新潟のトップチームの練習ピッチが2面、ほかに人口芝ピッチが2面、加えてフットサルコートがあり、今回のようにホストクラブとしてリーグ戦を開催できる充実した施設に、「新潟、いいですね」と思わず口にする他クラブの選手も少なくなかったようです。

ピッチ以外にも敷地内にあるレストラン「オレンジカフェ」が選手、スタッフには好評でした。大会期間はバイキングも貸し切り。昼食時間には各クラブが時間差で食事をします。レストラン内の大型スクリーンには直近のJリーグ公式試合の映像が流され、自分たちのトップチームの試合模様が流れると、じっくりと見つめる選手も。開催地の新潟にとっては、クラブの概要をアピールするいい機会にもなったようです。

今回の運営の裏方を務めたのは、アルビレックス新潟の育成スタッフと、試合に出場しない新潟ユースのメンバー。「試合の運営を支えることも経験」(片渕監督)。こんな部分にも大会開催の意義がうかがえます。

「将来的には定期的に開催し、強化を続けたい」(重野氏)。今後の継続、発展を期待させる3日間でした。

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