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Press Release プレスリリース

2009.4.5

【2009Jリーグ U-13 開幕戦】今越フットボールクラブジュニアユース vs 徳島ヴォルティスジュニアユース吉野川

4日5日(日)、愛媛県今治市にある今越フットボールクラブ(以下 今越FC)波止浜サッカーグラウンドで「2009Jリーグ U-13」が開幕しました。今年で3シーズン目となるこの大会は、13歳以下を対象とした定期的な公式試合を整備することで、才能を埋もれさせず、次のカテゴリーへ送り出す選手のレベルアップを計ることを目的に開催されています。
Jクラブの育成組織だけでなく、日本中学校体育連盟や日本クラブユース連盟所属といった様々な地域のクラブが、ポラリス(北海道・東北・北信越 2グループ 全15チーム)、メトロポリタン(関東 7グループ 全63チーム)、ボルケーノ(東海 3グループ 全19チーム)、ヤマトタケル(関西 1グループ 14チーム)、サザンクロス(中国・四国・九州 5グループ 全38チーム)に分かれて戦います。

今越FCジュニアユースは、今大会が初の参加となり、サザンクロスCグループ(四国全9チーム)でリーグを戦います。
今越FCの矢野敏宣監督は、日本サッカー協会の技術委員として日本全国へ指導にまわった経験も持っています。今回の「2009Jリーグ U-13」への参加について「今治、東予地域の、サッカーが充分にできる子どもたちを埋もれさせずに、試合の機会を作ってあげられると思っています。市内にもリーグ戦はありますが、12歳の大会の次は15歳の大会になってしまいます。(このリーグは)その間の子たちが参加できるわけです。そして、Jリーグの公式の大会ということで子どもたちも、しっかりした土俵でいい経験ができる、それが大切だと思います」と語っています。

2時間かけて波止浜グラウンドに到着したのは対戦相手の徳島ヴォルティスジュニアユース吉野川。こちらもU-13リーグ初参加のチームです。行友亮二コーチはこの大会への思いを「リーグ戦文化は日本にも必要だと思いますし、年間を通じて公式戦があるのもありがたい。地域のサッカーレベルの底上げにもなると思います」と話してくれました。
また、参加する選手のご両親たちにとっても試合が増えることは嬉しいようで、北岡大輝選手(今越FC)のお父さん、俊司さんは「リーグの趣旨にあるように、選手みんなに楽しんでもらいたい。親としても練習試合ばかりではなく、公式戦をしてくれる方が嬉しい」とこの大会を歓迎していました。

いよいよ開幕戦のキックオフ。序盤はお互い丁寧につなぐサッカーを展開しますが、前半に今越FCが先制すると、そのまま得点を積み重ね、結局7-0で今越FCが開幕戦を勝利で飾りました。背後の浮き球をヒールで触って裏をねらうアイディアあふれるプレーなども飛び出し、両チームとも見応えのある戦いを繰り広げました。

この「2009Jリーグ U-13」は子どもたちにとっても意味のある大会のようで、ボランチで活躍していた杉山佳樹選手(今越FC)のお父さん、直義さんは「子どもが通っているのは隣にある西条市の中学校ですが、子どもがJリーグ選手になりたいと夢を話していて、今回Jリーグの大会があるということでこのクラブに入りました。『Jクラブのアカデミーとやりたい。目立ちたい』と話していました」と参加したお子さんの思いを話してくれました。

また、この試合でハットトリックを決めた田口駿選手のお父さん、孝宜さんは「中学校が小さい学校なので、同じ歳の子でチームが作れませんでした。それで同年代の子と一緒にやりたいとこのクラブに参加していますし、中学校の練習にも行こうとしています。今回はリーグ戦ということで遠征もある、そうした大会でどう成長してくれるか楽しみです」と我が子の成長に期待していました。

「四国にはJクラブがあるのだから、クラブに選手を送り出すくらい地域のサッカーがもっと元気にならないといけない」とは今越FCの矢野監督。
Jリーグが開催するU-13リーグが地域のサッカーだけでなく、それに参加する家族も元気にさせてくれそうな、そんな期待を持たせてくれる開幕戦でした。

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