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Press Release プレスリリース
2014.4.21
4月10日（木）にジュビロ磐田 トップ選手28名とスタッフを対象に「登山家 小西浩文氏 講演会」が開催されました。
講師は、登山家の小西浩文さん。小西さんは、世界の8,000ｍ峰を酸素ボンベなしで登る無酸素登頂に挑んでおり、これまでダウラギリやガッシャーブルムをはじめ14座中6座の登頂に成功しています。
前半は、小西さんから、ご自身の競技生活を写真とともに振り返りながら、「死の地帯（Death Zone）」と呼ばれる7,500ｍを超えた世界の過酷さや、生と死の狭間を生き抜いてこられたご経験をお話いただきました。
後半では、若くして何度も病に侵され、仲間を山で失いながらもなお挑戦し続けたご経験から得た知見を共有していただきました。
「プロに想定外はない」「段取りは8割ではなく10割」といった言葉とともに、山から生きて怪我なく帰ってくるために、どんなに経験を積んでも自分を過信することなく、万全の準備と訓練を積み重ねることの重要性を語っていただきました。
また、絶望的な状況のときに、心が折れてしまうと身体も一気に生命力を失うというお話から、「絶望の中でも自分で光を灯せる人に」というメッセージをいただき、そのために常に100％全力を尽くして自分を高めていくことの大切さを選手に伝えてくださいました。
こうした力強いメッセージを受けて、受講した選手からは、「自分のサッカー人生を見つめなおす研修となった。サッカーをする上で “頂上” からの景色を観てみたい。その為の過程を日々大切にしたいと思った」「スペシャリストは常に必要なこと、必要な能力を日常生活から意識して生きていると感じた」「日本にはすごい人がいる。自分も負けないように」「小西さんが自らの経験を通して感じてきたこと、学ばれたことを、一人のアスリートとして、一人の人間として、どう生きるべきかの指針として伝えていただけて参考になった」といった感想があり、それぞれが刺激を受け、実りある講演会となりました。
