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Press Release プレスリリース

2016.10.28

2016 Jリーグ版 よのなか科実施(FC岐阜U-13)

9月15日~10月8日にかけて、FC岐阜のU-13所属選手(17名)を対象にJリーグ版よのなか科を実施致しました。

ファシリテーターは選手OBの御厨貴文さん(元甲府~草津~富山)。

第1回の「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、選手たちが所属するクラブを通して社会を知る、ということを行いました。その中で、実際にクラブではどのような取り組みを行っているのかを株式会社岐阜フットボールクラブ総務部長の浅野治彦さんより経営に関する考えや想いを熱く語っていただきました。

第2回の「Jリーグがめざすものを考える」では、社会におけるJリーグの存在意義を学び、選手たちがプロサッカー選手を目指すうえで必要なJリーグについて知るということを行いました。また、授業中のワークでは、個人で考えることやグループで共有すること、他者の気持ちになって考えることにも挑戦しました。FC岐阜・ぎふ元気活動課長代理の渡邊亮さんから、クラブが取り組んでいる活動の目的や歴史、内容について説明を受け、選手からも「地域貢献活動をする意味や大切さがわかった」など、JリーグやFC岐阜を知る上でとても有意義な時間となったようです。

次に第3回、第4回は“職業”に関する内容でした。Jリーグに関係する職業は多くあること、また、その職業に就いている方たちにはさまざまな思いがある。ということについて学びました。社内からのゲストとして、広報課課長の林幹広さんを招き、実際に業務内容を説明していただきました。広報に必要な能力には「多くの情報を発信するためのコミュニケーション力が必要です」と話していただきました。また、社外ゲストとして、スタジアムDJの平松伴康さんをお招きしました。平松さんは、スタジアムDJとしての仕事ぶりを熱く語るだけではなく、「DJを目指す人を増やしたい」という目標も語っていただきました。また、実際に子供たちの選手紹介をしていただき大変盛り上がりました。

そして最終回。第5回の「自分のキャリアイメージプランを考える」では、トップチーム選手の田森大己選手がゲストとして登場。田森選手はサンフレッチェ広島ジュニアユース出身で、今回受講しているU-13の選手たち同様、中学生年代をJクラブで過ごしてきた選手です。これまでに転機となった出来事や取り組みについてお話ししていただきました。「ジュニアユース時代は、中学から親元を離れ、正直辛いこともあった。サッカーに気持ちが入らない時期もあった。ただ、そんな時ほど、親が嬉しがる顔が見たくてがんばった」、「プロサッカー選手になれると決まった日に両親へ報告できたことが一番うれしかった」など、“先輩”選手の言葉に子供たちは前のめりになりながら聞き入っていました。

そして、選手たちは自分の5年後のキャリアイメージプランについて考えました。どのようなサッカー選手になりたいか、どのようなことを求められたいか、どのような能力を身に付けたいのかなど、「意志」「役割」「能力」について明確にイメージできるように書き、みんなの前で発表することにも挑戦しました。

選手たちは、このよのなか科を通じて、Jリーグの産業構造を学び、サッカーに関わるさまざまな職業の存在を知り、自らの将来を考えました。また、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解し、改めて、プロサッカー選手になりたいという想いを強く持ったようでした。

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写真協力/FC岐阜

なお今回は、2016年度Jリーグ版よのなか科ファシリテーター養成講座の一環として開催されました。

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