公益社団法人 日本プロサッカーリーグ（Ｊリーグ）

「コミュニケーション研修（聴く力伝える力編）」開催（徳島ヴォルティスユース）

8月4日（日）、徳島ヴォルティスユース所属選手を対象に「コミュニケーション研修（聴く力伝える力編）」が開催されました。

講師は、株式会社アイデム人と仕事研究所のパートナー講師である佐藤三佳さん。新人研修を始めとし、多くのＪクラブでコミュニケーション研修の講師をお願いしています。

今回の研修は社会生活及びチーム活動で信頼関係を築くために必要なコミュニケーションの基本スキルを学ぶことを目的として開催されました。

講師の佐藤さんから研修の目的、今回の研修でのゴールのイメージの説明を受けた後いくつかのグループワークに取り組みました。

グループワークでは楽しみながらもお互いの価値観の多様性を認識することで、「聴く力」「伝える力」の価値や、能力開発、発揮のための自己開示、フィードバックの重要性を学びました。

相手を理解するため「聴く力」については「きく」にも、何気なく聞く（聞くhear）、十分な目と心をもって耳を傾けて聴く（聴くlisten）、相手を深く理解するために確認質問を行う（訊くask）の３つのスタンスがあることを教えていただきました。

また、聴くうえでも話している内容だけでなくお互いの聴覚的、感覚的、視覚的なものを使い体と表情で聴くことや、相槌を打ち口で聴くこと。これらを活用することでコミュニケーションがより円滑になることも理解しました。

その後２人組でのグループワークに移り今回教わった知識を実践し理解を深めたり、相手役になってどう感じるかを実感することができました。

参加した選手からは、「話を聴く姿勢が重要だと学んだ」「今まで意識せず悪い対応をしてしまっていたことに気付けた」「話し方や聴き方で相手の印象が違うのだと分かった」などの感想が寄せられました。

楽しみながらもとても学びのある90分の研修となりました。

安達宏道 - IMG_0605