データから見る明治安田Jリーグ百年構想リーグ
1.選手の出場機会
明治安田Jリーグ百年構想リーグにおいては、10代の選手が出場機会を得る傾向が見られた
■10代の選手の出場機会
| 項目 | 2025シーズン | 2026特別シーズン |
|---|---|---|
| 公式戦に出場した選手の人数 | 57人/201人 | 88人/203人 |
| 1試合あたりの10代の選手の出場人数(=10代の選手ののべ出場人数//試合数) | 0.68人 | 1.13人 |
| 1試合あたりの10代の選手の出場時間(=10代の選手ののべ出場時間/試合数) | 29.383分 | 51.218分 |
※2025シーズンは明治安田Jリーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、2026特別シーズンは明治安田Jリーグ百年構想リーグにおける数値
※2025シーズンは2025年12月31日、2026特別シーズンは2026年6月30日において満年齢19歳以下の選手が対象
10代選手の出場時間TOP10
| 選手名 | チーム名 | ポジション | 誕生日 | 年齢 | 出場試合数 | 出場時間(分) | ゴール数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中野 陽斗 | いわき | DF | 2007/5/6 | 19 | 17 | 1480 | 0 |
| 尹 星俊 | 京都 | MF | 2007/5/4 | 19 | 18 | 1467 | 0 |
| 佐藤 龍之介 | FC東京 | MF | 2006/10/16 | 19 | 19 | 1301 | 6 |
| 笹 修大 | 今治 | MF | 2006/8/31 | 19 | 17 | 1282 | 0 |
| 佐藤 海宏 | 新潟 | DF | 2007/2/26 | 19 | 15 | 1136 | 0 |
| 木吹 翔太 | いわき | MF | 2006/8/19 | 19 | 19 | 1121 | 2 |
| 亀田 歩夢 | 富山 | MF | 2006/12/19 | 19 | 18 | 1110 | 6 |
| 吉原 楓人 | 北九州 | FW | 2006/9/20 | 19 | 16 | 990 | 2 |
| 嶋本 悠大 | 清水 | MF | 2006/10/26 | 19 | 12 | 829 | 3 |
| 栗栖 汰志 | 藤枝 | GK | 2006/9/17 | 19 | 9 | 810 | 0 |
※年齢は2026/6/30時点
2.PK戦
明治安田Jリーグ百年構想リーグで導入された、PK戦に関するデータ。
J1ではアウェイよりもホームの方が約20%、先攻よりも後攻の方が約45%、勝率が高い傾向が見られた。一方でJ2・J3についてはいずれも大きな差はない数値となった。
また、利き足による蹴る方向は右利き、左利き共に蹴り足と逆方向を選択する傾向にあり、枠内率は同等であったが、成功率については右利きの選手が左に蹴ったパターンが、他パターンと比較するとやや低い傾向にあった。
■先攻と後攻の勝率、ホームとアウェイの勝率
明治安田J1百年構想リーグ
明治安田J2・J3百年構想リーグ
PK戦勝利数(プレーオフラウンドも含む)/PK戦勝率(プレーオフラウンドも含む)
合計
PK戦勝利数(プレーオフラウンドも含む)/PK戦勝率(プレーオフラウンドも含む)
■利き足による蹴る方向の選択率と成功率
選択率
枠内率
成功率
グローバルフットボールアドバイザー活動
1.海外指導者招聘プロジェクト
世界トップのフットボール水準の考え方や指導方法などを浸透させることを目的に、欧州の強豪クラブで長年にわたり監督経験を積んだロジャー・シュミット氏が、アカデミー世代の現場指導や指導者(監督、コーチ)・スポーティングダイレクター向けのセミナー、JリーグやJクラブへの知見の共有などを行った。
■2026特別シーズンの活動概要(5月末時点)
※3月のU-16 Jリーグ選抜ドイツ遠征は中東情勢により中止
■特設ページの開設
ロジャー・シュミット氏による、指導者向け実践メソッドをグローバルフットボールアドバイザー特設ページで公開
審判改革(育成枠制度の導入)
育成枠制度の開始
将来的に世界トップで活躍できる審判の育成を目的に、若い年代から審判活動に専念できる環境を整え、集中的に育成する早期育成制度を日本サッカー協会(JFA)と共同で開始。
本プログラムのダイレクターとして、アイルランドサッカー協会審判コンサルタントや国際サッカー評議会(IFAB)のテクニカルパネルメンバーなどを務めるマイク・ライリー(イングランド)氏を招き、少人数制の密なトレーニングやレフェリングに関する座学、試合割当のフィードバックなど、早期養成のためのプログラムを実施した(2026特別シーズンは6人を採用)
■活動概要
・キャンプの内容は、英語での座学、割当試合のフィードバック、フィジカルトレーニングなど
※JFAでは育成枠制度の活動に関わる事業体を「ディベロップメントグループ」と表現
マッチクオリティアセッサー(MQA)
トライアル運用開始
審判のレフェリング向上と試合の質の向上を目的に、試合の判定について選手OBが審判員と意見交換を行うマッチクオリティアセッサー(MQA)制度のトライアル運用を開始した。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| MQA人数 | 24人 |
| MQA派遣試合数 | 69試合 ※J1のみ |
| PR(プロフェッショナルレフェリー)キャンプ | 3回(10人)参加 |
審判マネージャーからの声
・選手への声がけのタイミングや声がけの中身のアドバイスが有益だった
・選手心理やプレー意図、チーム戦術についてのインプットが非常に参考になった
クラブからの反響
・クラブから言いづらいフットボーラー目線の意見がレフェリーに届くことは非常にポジティブ
・日本のフットボールの発展のために非常に有益だった
MQAからの反響
・PRは納得感のあるレフェリングが多く、むしろ若手審判員向けやビデオアシスタントレフェリー(VAR)がないJ2やJ3にMQAの活動範囲を拡大してもいいのではないかと思った
・審判員の視点を知ることは選手にとっても有益なので、現役選手にどうやってそれを届けるのか、といった観点での施策も必要かと思った