大分では、初の試みとなった今回の「スポーツ教室」。
大分ヒートデビルズ（バスケット）・大分三好ヴァイセアドラー（バレーボール）・大分県ラグビー協会の指導協力のもと、形の違うボールを必死に操ろうと懸命に走り回る子どもたちが印象的でした。

子どもたちは、初めて体験する競技も多くあったようでしたが、全ての競技に大粒の汗を流しながらトライしていました。
タグラグビー教室では、経験のある子がほとんどいなかったにもかかわらず、東芝大分ラグビー部の優しい指導のおかげで楽しかったとの声が子どもたちから多く届きました。また、バレーボール教室では子どもたちに基本技術から丁寧に指導、バスケットボールでも、基本的な動作から試合まで行ない、子どもたちが大きなゴールへボールを投げこむ姿にはほのぼのさせられました。

サッカー教室では、子どもたちに経験者が多いことから大いに盛り上がりました。
また、各選手やスタッフも子どもたちと共に他の競技に参加し、慣れないボールに悪戦苦闘する姿も見られ、デモンストレーションの時のような真剣で格好いい姿とのギャップに子どもたちや保護者の方々からは親近感を持っていただけたようでした。
最後には、記念撮影と各クラブからの参加賞を受け取り、子どもたちにとっては夏休み最後の良い思い出になったことと思います。

大分トリニータはこれからも人々が"スポーツを観る"、"スポーツをする"、"スポーツを通じて地域の人々との交流を深める"といったスポーツの普及活動をしていく中で、子どもの健全な育成と各競技力の向上を視野に入れ大分県のスポーツ参加率の向上を図って行きたいとのことです。

【主催者コメント】
各競技スタッフおよび選手の協力で子どもたちの満足した表情を作り出すことが出来たと思います。今回の開催を通して、同じ県で活動する他競技の選手・スタッフとの交流や理解が更に深まったことにより、県民全ての方へより良いものを提供できると考えます。
　今回のスポーツ教室も、スポーツ人口の増加や運動機会の提供を軸に、今後更に協力関係を深め充実させ継続して開催していけるように取り組んで行きたいと思います。

【参加者選手コメント】
　大分トリニータ　高橋　大輔　選手
「今回のように様々な競技を体験できることは、子どもにとってとても有意義な経験になると思います。新たな喜びを発見した子どももいただろうし他競技の楽しさも感じられたと思います。このような活動を続けることにより大分県全体の子どもがスポーツに興味をもち、実際に楽しんでもらえるようになっていけばと感じる一方で、よりスポーツの魅力を引き出せるように我々選手が頑張っていかなければいけないと思いました。」

　大分三好ヴァイセアドラー　前村　直樹選手　
「今回、スポーツ教室という形で、いろいろなトップリーグのスポーツに触れることができ、自分にとっても貴重な体験をする事ができました。これからの自分のバレーボール人生にも生かせる事も多く学ばせてもらいました。
また、バレーボールが初めての子どもに教えるのは難しく自分達も初めての経験でしたが、今回のスポーツ教室を通じ、子ども達に少しでもバレーボールが身近なスポーツとして感じてもらえればと思います。また、このようなイベントがあれば率先して参加したいと思います。」

　大分三好ヴァイセアドラー　前田　徹也選手
「今回は、サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットボールの共同スポーツ教室を行い自分自身にも良い体験になり、充実した時間を過ごせたと思います。今回参加した大分の４つのプロチームで手を取り合い、スポーツを通して大分を活性化していければ良いと思います。」

大分ヒートデビルズ　小原　匡博　選手
「今回のイベントで一番感じたことは子ども達の運動能力が高かったことです。このような機会を今後増やし、子ども達にいい刺激を与え続けられれば、「最近の子どもは運動能力が低下しているかもしれない」という考えは逆になると思いますし、日本のスポーツ界もより盛り上がるのだろうと思いました。
また、子ども達に私のような小さい選手がデモンストレーション等でテクニックを見せ、小柄な子にも夢や希望を与えたいと思っていたので、伝わっていたら嬉しく思います。

【参加者コメント】
「色々な競技ができて楽しかった。特に初めてやったラクビーはルールも知らないし、テレビで試合もみたことなかったけどやってみたらとても楽しくて驚いた。足が速いと誉めてもらったのも嬉しかったし、持ち上げてもらってボールをキャッチしたのも楽しかった。」
　　
【参加者保護者コメント】
「楽しんだり、くやしがったり、表情豊かな子どもの顔をたくさん見ることができた。また、スポーツを楽しむ事は素晴らしい体験だと感じました。自分の可能性も感じられ、チームワーク、対戦、心身共に成長出来るできる事と思いました。」