Press Release プレスリリース
2019.7.9
6月4日(火)、大分トリニータのトップチームの選手を対象に「OB交流会」を開催しました。
講師はJリーグ選手OBの千代反田 充さん(福岡~新潟~名古屋~磐田~徳島)です。
千代反田さんは12年間プロサッカー選手として活躍され、2014シーズン終了にて現役を引退された後、名古屋グランパスのスクールコーチとして11カ月間子ども達を指導されました。現在はアサヒビール株式会社に勤め、営業の課長補佐として活躍されております。
千代反田さんからは、現役時代から現在に至るまでの自身の経験を通して、プロサッカー選手として「今」をどう過ごすべきか伝えて頂きました。
講義は、千代反田さんから選手たちへの質問を交えながら、和やかな雰囲気で進みました。特に「自分を知る事」、「サッカー以外の情報を取り入れる重要性」という点を熱く話して頂きました。
まず「自分を知る事」とは、自分自身の性格を理解して思考や行動を制御し、オンザピッチは勿論のことオフザピッチでも、プロサッカー選手として行動や振る舞いを律して過ごしていく事が大切だという事でした。
そして、「サッカー以外の情報を取り入れる重要性」の話では千代反田さんが引退後に気付いた事や、現役中に出来る事を勧めて頂きました。
若いうちからサッカーという狭い世界に集中してきた分、サッカー以外の知識が乏しかったことやプロサッカー選手は一般社会人に比べ他業種の人と接する機会が少なく情報量が圧倒的に少ないことから、新聞やウェブなど様々なものを活用して調べる事が、引退後の選択肢を広げるのに役立ったという体験や、現役中に空いている時間を有効利用して色々な場所に足を運んだり、人と接して情報収集していく事で人の厚みが増し、それが選手としての価値を上げることに繋がるということ、それらは今だけではなく今後のキャリアに繋がっていくことだと伝えて頂きました。
講義を受けた選手たちからは「自分のことを知っているようで知らない」、「知識を得て人としての厚みを作り上げて行きたい」、「サッカー以外の方々との交流の場を設ける」、「知って満足せず知って考えて行動できるように心がけたい」、「サッカー以外の様々な分野において知識を深めて大分の為に頑張る」などの声が聞かれました。
魅力的な人間となる為にはサッカー以外にも視野を広げ、色々な方々と接する時間を大切にし、経験者の知識を獲得する事で自身の価値を高めていく。その為には自分自身が動き出さなければならないと思わせるキッカケを与えられた有意義な時間となりました。
写真提供/大分トリニータ