Press Release プレスリリース
2021.2.7
2020年10月3日~12月12日にかけて、ロアッソ熊本ジュニアユース阿蘇所属選手(13名)を対象にJリーグ版よのなか科を実施致しました。
プログラムの進行役は、スクールコーチの桑原斗南さん。
ロアッソ熊本ジュニアユース阿蘇では、よのなか科の取り組みは1年目になります。5回のプログラムでは、クラブの経営、Jリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の5年後のキャリアイメージプランについて考えました。
第1回の「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、ロアッソ熊本スポーツクラブ理事の首藤崇さんから、ロアッソ熊本の経営に関する考え、さらには、地域の皆さんにとってロアッソ熊本がより身近な存在となるようにどのようにしていきたいかその想いを熱く語っていただきました。
第2回の「Jリーグがめざすものを考える」では、ロアッソが行っているホームタウン活動の事など学び、選手たちにとってロアッソを知る上でとても有意義な時間となりました。
第3回、第4回は“職業”に関する内容でしたが、ここでもゲストティーチャーの素晴らしいレクチャーがありました。社外からのゲストとして、 スタジアムDJのスガッシュさんを招き、試合を盛り上げる為に心がけている事などを話していただきました。その他、選手達の質問にも答えてくださり、社会の一員として大切にしているなど選手達にとってとても参考になる話もしていただきました。
そして最終回。第5回の「自分のキャリアイメージプランを考える」では、しっかりと自分達の5年後をイメージしてキャリアイメージを作成しました。よのなか科を通じ様々な事を学んだおかげで、ただプロになるという目標からどのような選手になる!どんな風にプロを目指す!という具体的なキャリアイメージができた事は本当によかったです。グループに分かれての発表でもそれぞれが工夫をこらし、保護者の皆さんも楽しそうに見ていたのはすごく印象に残りました。
選手たちは、このよのなか科を通じて、Jリーグの産業構造を学び、サッカーに関わるさまざまな職業の存在を知り、自らの将来を考える意識が高まりました。と同時に、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解し、ロアッソ熊本でトップチームに上がりたい、プロサッカー選手になりたいという想いを強く持ったようでした。
全5回の授業、それぞれで“本物”に触れたこのよのなか科。今後の彼らに期待を抱きながら、いつしか、彼らが“本物”となるよう、その成長をサポートしていきたいと思います。
写真提供/ロアッソ熊本