Press Release プレスリリース
2021.8.5
6月30日(水)、大久保智明選手がさいたま市立高砂小学校の6年生に向けてオンライン授業「レッズ先生」を実施した。
本企画は、「社会の一員として、青少年の健全な発育に寄与する」という浦和レッズ理念の活動方針のもと、コロナ禍で通常通りの生活を行うことができないホームタウンの子どもたちのために実施された。
「とも先生」と呼ばれた大久保選手は、自分が一番うまいと思って加入した東京ヴェルディジュニアで他の選手と比べて能力がないことにショックを受けたこと、中学生のころに身長が伸びずに悩んだこと、高校からプロになれなかったこと、プロになってからなかなか出場機会を得られなかったことなど、挫折した経験を話しながら、それでも「自分を信じて諦めずに努力を続けたこと」によって、壁を乗り越えてきたことを説明した。
そして、自身の経験を踏まえながら、「夢を諦めずに続けていくこと」、「自分の夢を口に出して言うこと」、「夢に向かって本気で取り組むこと」の大事さを児童たちに伝えた。
質疑応答の時間では、夢についての質問が多く出た中、サッカー選手になるにあたって一番大きかった存在について問われた際には、「サッカーをやらせてくれたこと、東京ヴェルディの育成組織や中央大学に通わせてくれたことも両親だった。両親がいなかったら、頑張る環境すら与えてもらえなかった」ことを挙げ、「両親のありがたみを感じることができれば、両親のために行動できると思うし、恩返しの気持ちが強くなって、それが自分の夢につながると思います」と答えていた。
授業を終えた児童たちは、「とも先生から、近い目標も、遠い目標も、どちらも諦めずに頑張れば、いつか叶うことを教えてもらいました」、「目標を大きく立て過ぎず、小さい目標からどんどんクリアしていきたいと思いました」と感想を話すなど、大久保選手の思いが伝わる授業となった。
◎選手のコメント
大久保智明選手
浦和レッズの事や自分の事を知ってもらうのが目的で取り組みました。伝える難しさを感じましたが、楽しくできました。
小学生と話す事で自分もパワーを貰いましたし、また頑張ろうと思いました。
写真提供/浦和レッズ