Press Release プレスリリース
2021.8.31
V・ファーレン長崎 背番号34番 五月田 星矢 選手は、平和祈念活動に伴う地域ボランティアを行いました。
V・ファーレン長崎は、被爆地長崎にあるクラブとして、創設時からサッカーを通じて平和な世界へ寄与することを掲げています。
長崎にあるクラブの使命として、平和への想いを発信するにあたり、五月田選手は個別の平和学習を実施した後、2021年7月31日(土)に長崎市民会館で行われた「平和の灯」キャンドル制作ワークショップに参加いたしました。
今回のボランティアにおいては、ファンクラブ会員の皆様を中心とする地域の方々と共にキャンドルを作成しながら、これまでの事前学習などで培った原爆の知識や、被爆者の方々の想いなどを、自分の言葉として伝えてみるという、選手にとっても貴重な学習の場になりました。
同イベントには、今シーズンより横浜F・マリノスから期限付移籍で加入した原田選手も参加しましたが、長崎県外の選手とともに平和祈念活動を行っていくことで、選手同士の横の繋がりにおいても、平和への想いが広がっていくことと思います。
V・ファーレン長崎は、サッカークラブだからこそ伝えられる平和へのメッセージを発信していきたいという想いのもと、今後も平和祈念活動を継続して参ります。
◎選手のコメント
五月田 星矢 選手
私は、この度、原爆資料館で平和学習を行い、ファンクラブ会員の方やピースボランティアの方とキャンドル作成をさせていただきました。キャンドル作りでは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方とお話ししながら、キャンドルを作成させていただきましたが、世代や人によって平和への考え方や捉え方が様々で、その中でもやはり平和な世界が大事であり、そうした世界を自分達で作っていくという、共通した想いを感じることができたことが、とても良い経験となったと考えています。
事前の平和学習では、ボランティアの方々が原爆資料館にある当時の細かい情報を丁寧に教えてくだり、語り部の方々に直接お話しをお伺いしました。その中での一番の学びは、平和について自分自身で考えて、それを発信することです。発信しても全部の想いが伝わるとは限らず、伝わらないことの方が多いかもしれませんが、少しでも平和について考えるきっかけを持ってもらうことが大切だと学びました。
キャンドル作りや、平和学習を通して私が何より大切だと思ったことは、命を大切にすることです。当たり前のことですが、これに尽きると思います。たくさんの失われた命を未来へ繋げることができるのは、今を生きる者ですし、それは今を生きる者の責任でもあると思うので、これからもサッカーができる日々に感謝し、サッカーを通して命の大切さや平和の尊さを発信し平和の輪を広げて行きたいと思います。
写真提供/V・ファーレン長崎