Press Release プレスリリース
2021.12.20
11月11日(木)、鈴木 彩艶 選手が母校である、さいたま市立大東小学校の6年生に向けて、オンライン授業「レッズ先生」を実施した。
本企画は、「社会の一員として、青少年の健全な発育に寄与する」という浦和レッズ理念の活動方針のもと、コロナ禍で通常通りの生活を行うことができないホームタウンの子どもたちのために実施された。
ザイオン先生~‼と呼ばれ授業がスタートした。浦和レッズでプロになるという夢を叶えるまでの苦労・挫折、世界で一番になるという新たな夢について、夢年表に沿って母校の6年生へ向けて熱く語った。授業では、ゆっくりとわかりやすく話し、大切な言葉は繰り返し伝えた。クイズを出したり、その場で体を動かして考えさせたりと、児童をグッと引き付け、みんな楽しみながらも真剣な眼差しで聞いていた。
児童からの沢山の質問があり、彩艶は1人1人に真剣に答えた。試合に負けた悔しさをどう考えればうまく成長するのかの質問には、「ミスをしたままにしたら、絶対に成長しないと思う、なぜそのミスが起きてしまったのか、次はこうしようという思い、「なぜ」という考えを常に持つことが大事。「なぜ」という考えをもったときその答えがでなかったときは、周りの人に聞くのも大事。人生を送っていく上で自分が考えても答えが導きだせないときがあると思います。でもその自分自身を側で見てくれている先生やコーチ、仲の良い友達から意見を聞いてみるのも大事」と答えた。
最後に児童へメッセージ
大事なこと、これだけは覚えて帰って欲しいなと思います。悔しい思いをしたら、そこで終わらせないということ。これから人生で悔しい思いをたくさんすると思います。だけど、悔しい思いをしたあとは、絶対に成功することができます。悔しい思いをしたときこそ楽しいことが待っているという気持ちでやっていって欲しいなと思います。そして夢を持つことは大事ですが、今すぐに持つ必要はありません。これから沢山のことに挑戦して、チャレンジしていく上で自分がやりたいなと思ったこと、それを夢にすればいいと思います。夢というのは、じっくりじっくり時間をかけて、考えを持って欲しいなと思います。そして夢を持ったらその夢に向かって、全力で1日1日を大事にしてほしいと思います。僕は今日サッカーの話しかしていませんが、もちろん勉強もしっかりやってきました。自分でやりたいことは全力でやって、勉強もしっかりやってその両立をしていくことが、今後の将来に生きてくると思います。」
児童の感想
「ザイオン先生のおかげで自信が持てたし、失敗をしても下を向かず上を向いて頑張ろうと思います。大事なことをたくさん教えてもらえました。今日はとてもいい思い出になりました。」児童代表の感想をもらい、最後に全員で集合写真を撮り授業を終えた。
彩艶 選手は、児童全員が体育館から出るまで画面越しからずっと手を振り見送った。
直接ふれあえるその日まで、画面越しではありますが『レッズ先生』は、子どもたちへ夢や希望、勇気を与えるメッセージを発信し続けます。
◎選手のコメント
鈴木 彩艶 選手
自らの課題を小学生へ伝えることで小学生が夢を考えるうえで少しのヒントになれたと感じた。そして、今後の自分自身も小学生にも伝えたことをより、体現できるようにしなければいけないと改めて思った。今回の活動を通してホームタウンの人からの期待を肌で感じることができた。常に憧れの存在であり続けるためにピッチ内でのプレーはもちろん、ピッチ外の部分でも意識していきたいと思った。
写真提供/浦和レッズ