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Press Release プレスリリース

2022.11.15

2022Jリーグ新人研修 シャレン!活動レポート   (若月 大和、鈴木 淳之介)

2022年9月27日(火)、神奈川県立平塚ろう学校で、25番 若月 大和 選手が、2022年9月28日(水)に、30番 鈴木 淳之介 選手が「共生社会への一歩を踏み出すためにもお互いのことを知り、学ぶことで理解を深めていくこと」や「特別支援学校に通われる生徒に社会との接点の機会の創出」を目的とした「共生社会への推進」のシャレン!活動を行いました。

平塚市内には特別支援学校が「神奈川県立平塚ろう学校」「神奈川県立平塚盲学校」「神奈川県立平塚養護学校」「神奈川県立湘南養護学校」の4校があります。

特別支援学校に通う生徒さんはそれぞれ、コミュニケーションがうまくできないなど、社会の中でハンディキャップを感じる場面があるとのことで、スポーツなど一緒の活動を通して社会との接点創出と湘南ベルマーレだからこそ提供できることがあるのではないかと考え、今回の若手選手研修として取り組みをさせていただくことになりました。

そして、選手にはハンディキャップを抱える方々について知ることのきっかけづくりや、中堅選手と一緒に取り組むことでお互いに得られることや自身の価値を意識してもらいながら行いました。

2日間に分け、9月27日(火)は25番 若月 大和 選手。9月28日(水)は30番 鈴木 淳之介 選手、11番 タリク 選手が参加しました。

事前に学校訪問をおこない、学校施設や授業の見学、自己紹介や簡単な挨拶、授業のなかで使う手話を教えていただきました。学校内は、生徒が安全に過ごすための細やかな配慮がいくつもありました。目で見てすぐに分かる、分かりやすいという部分がもっとも大事で、選手たちも興味深く話を聞いていました。

授業当日は、2日間ともに非常に温かい交流ができました。選手たちは、事前学習で習った手話以外も自ら調べてきており、挨拶のときに使用していました。これには先生たちも大盛り上がりでした。
最初は選手と生徒の間にあった距離も、選手たちが積極的にコミュニケーションをとっていくことで、生徒のほうから選手に近づいていき、コミュニケーションをとろうとする場面が多くみられるようになりました。選手たちも、手話ではなくジェスチャーを用いながらも想いを伝える姿と、生徒自身が積極的に選手とコミュニケーションをとろうとする姿に、言葉をこえた交流をみることができました。

最後には質問を受け付けました。そこでは、多くの子どもたちが質問をしてくれました。「壁を乗り越えるために大事なことは?」「小学生のころからサッカーが上手かったの?」「夢をかなえるために大事なことは?」「お給料はどれくらいもらっているの?」「ゴールパフォーマンスを見せて!」など、様々な質問に対して選手たちは真摯に答えていました。

選手たちは、普段は気にもしていなかった、新しい視点・考えを学ぶことができ、いまの自分になにができるのかを真剣に考えていました。また、なによりも生徒たちからの前向きなパワーをもらえたことが選手たちの意欲になっているようでした。手話をつかった新しいゴールパフォーマンスも考えてくれているようです。

◎選手のコメント
25番 若月 大和 選手
今回平塚ろう学校に訪問し、耳が聞こえない、聞こえづらいハンディキャップを持った子どもたちと一緒にサッカーをしました。サッカーを教えるだけではなく、自分自身も多くのことを学ぶことができました。子どもたちは積極的に自分自身について教えてくれ、サッカーにも全力で取り組んでくれましたので自分自身もとても楽しくサッカーをすることができました。耳が聞こえないことで、緊急事態などに気づきにくいことがあると言っていました。そのような方や他にも困っている人がいた時には助け合えるようになりたいなと思いました。

30番 鈴木 淳之介 選手
今回の実施にあたり事前に学校訪問を行い、障がいについての学習や生徒さんの様子見学などを行い、色々と学ばせていただきました。取り組みにあたって、自分の氏名の手話や必要な手話を教えていただいたので覚えて当日臨みました。緊張しながらも一緒に参加した高校生と楽しめました。その後、タリク選手と一緒に質問タイムではとても深い質問をいただきびっくりしました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真提供/湘南ベルマーレ

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