Press Release プレスリリース
2022.12.27
2022年10月7日(金)、ふらっとたからぎで大森 渚生 選手が、2022年11月16日(水)、めいめいで青嶋 佑弥 選手、根本 凌 選手が子ども食堂訪問のシャレン!活動を行いました。
現在、宇都宮市では8人に1人が経済的貧困であり、また大人との関わることがとても薄い関係性の貧困が3人に1人という現状です。この関係性の貧困というのは経済的貧困と比べるととても見えづらい部分です。
こうした問題に対して宇都宮市は親と子どものために「宮っこの居場所」作りを各団体とともに進めています。経済的な貧困の解決は時間のかかる問題ですが、関係性の貧困はすぐにでも対応できる問題です。
そこで「宮っこの居場所」で選手たちと親や子どもたちが触れ合うことで、子どもたちに親以外の大人に触れる機会、プロサッカー選手と関わることで自身の夢を見つけたり考えるきっかけづくり、一緒に遊ぶことで純粋に人と関わることへの楽しさを感じること、親同士の情報交換の場になりもっと気軽に「宮っこの居場所」に集まることができるようになるためのきっかけになればとの想いで大森選手に参加してもらいました。
また選手には、この参加で地域の方々、子どもたちと触れ合い、栃木のことを知り、我が街の問題を考えることで、プロサッカー選手の存在意義を感じてより栃木を好きになってもらいたいと思います。
◎選手のコメント
大森 渚生 選手
想像以上に小さい子たちが多く、興味を持ってもらうのが大変だった。関係性の貧困という観点では、性別、年齢問わず集まって交流できる場があるというのは大きな意味があると思った。そういう面ではサッカーというコンテンツは共通の趣味であったり、スタジアム等での交流の広がりにという部分でリンクできる要素が多いと思う。そういったものをうまく現実的な取り組みにするために栃木SCは魅力的なチームであり続ける必要があるし、チームに所属する選手個人も価値を高めるアクションをし続けるべきと感じた。
青嶋 佑弥 選手
子どものパワーに圧倒された。心を閉ざしている子やものすごく明るい子など様々な子がいる中で環境面がもたらす子どもへの影響は少なからずあると感じた。父のいない子であれば自分のような年齢の人とふれあう機会が少ない中で自分が当たり前のようにしてきた経験や体験が決して当たり前でなく、それができない子どもには何も罪はないと思った。だからこそ自分も含めて地域の子どもの経験の機会を環境のせいにすることなく手助けしていこうとする取り組みは大切だと感じた。
根本 凌 選手
様々な家庭環境の形がある中で、子どもたちが集まり、仲良くしているのを近くで見て、子どもの強さを感じることができた。また子どもの貧困についても自ら向き合うことが大切だと感じた。
写真提供/栃木SC